失われた20年と言いますけれど
アルジェリア人質事件に巻き込まれた日本人で、安否が不明だった1人の死亡が同国で確認され、10人の犠牲者が確定した。うち9人は25日、生存者7人に伴われ、無言で帰国した。年のはじめから悲しいことです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今日から東京も寒くなるという。先週、盛岡も雪が降り寒かった。中学生のとき半年暮らしたことがある。その時とは、比べものにならない。まだ、暖房としてコークス、石炭の時代である。
ところで昨年、東大のトランスレーショナル・リサーチ・イニシアティブのシンポジュウムに参加した。
東大発シーズの実用化について1.創薬シーズの創製を目指す全く新しい研究ネットワーク2がんのウイルス療法の臨床開発3.トレハロースによる術後癒着抑制4.低侵襲手術支援システムの研究開発等の発表があった。
基礎研究と応用開発研究の間には大きなギャップがあり市場原理だけでは、失敗するだけで政府の支援(橋渡し)が必要である。基礎研究の成果の落ち込み「死の谷」があり、それを乗り越えると新しいビジネスが満ちあふれた海になる。「ダーウィンの海」という。=(サメの怖い外敵や荒れる台風などにも耐えて生き抜いたもの。)技術的困難や事業化のリスクに打ち勝って生き抜いたものだけが医療ビジネスの製品として患者治療に役立つのである。
文部科学省の橋渡し研究支援拠点は、オール北海道(北大・札大・旭川大・HTR)、東北大、東大、京大、阪大、神戸の先端医療財団、九大の7拠点である。23年度30億円の予算がついている。「いい成果が生まれる。」といいが。それにしても東大を頂点とした旧帝大は別格である。
私たちの身体は、約60兆個の細胞からできている。受精卵を使用するES細胞の研究が進みましたが倫理の問題と拒絶反応があった。
ところが、2006年8月京大の中山伸弥先生チームはマウスの皮膚細胞からiPS細胞を作りだした。2007年11月ヒトの皮膚からiPS細胞に成功した。自分の体細胞を使えば拒絶反応もない。そして、いろいろの細胞創ることができる。簡単にいうと、人から皮膚細胞を採り、転写因子Oct3/4、 Sox2 、Klf4、( c-Myc)を入れて培養しiPS細胞を作製する。 昨年、ノーベル賞受賞した中山伸弥先生の研究である。
引用:p160-161「iPS細胞ができた著者山中伸弥 畑中正一2008/5/31」
明るい話題でした。失われた20年と言いますけれど。21世紀、最高のイノベーションでしょう。日本が世界に貢献します。いいでしょう。
