私は幼い頃、実は食パンが嫌いでした。

特に朝ごはんに母がチーズトーストを用意しているのが分かると、ものすごく嫌だったのを覚えています。(今ではチーズは大好物)
ハッキリ記憶に残っているのは幼稚園の頃なので5〜6歳だったと思います。
大人になってから母にそのことを話したら驚いていたので、当時は言えなかったようです。
 
 
小学校にあがってからも、給食に食パンが出る日は憂鬱でした。
パンだけでなく、添えられているマーガリンもジャムもプロセスチーズも当時は嫌いでした。
だけど食べないとお腹がすくので、学年が進むにつれ給食を残すなんて考えられなくなりました。さらに運動部に入ってからは帰宅後、夕飯を待ちきれずにパンをかじるようになりました。
 
 
その頃よくCMで見かけたのがヤマザキ「ダブルソフト」です。
初めて食べたときはマズくて食べきれなかったのに、だんだん慣れて食べられるようになりました。
この頃からパンは嫌いなものでなく、私の「好物」に変わっていきました。
そして中学生になった頃は完全にパン派となり、白米をほとんど食べなくなりました。
 
 
思い返すと高校生になる頃まで、市販の焼売や餃子も、肉まんもラーメンも苦手でした。
初めて部活の友達とマクドナルドに入ったときも、あまりにハンバーガーがマズくてビックリしたのを覚えています。(誰にも言えなかったけど)
 
それが大人になって、色んなことが麻痺して、そんな気持ちすら忘れていきました。
 
 
今ならば、子どもの頃の感覚が正しかったんだってわかります。
 
子どもの好き嫌いは、もしかしたら身体からのサインである場合が多いのかもしれません。