麦芽を含む飲料
麦芽(ばくが)は、麦(大麦)の種子を発酵させたものでグルテンを含みます。
麦芽の粉末に乳製品・甘味料・コーヒーやココアの香料などを加えた飲料があります。
✳︎ 著名なのは下記の製品です。
- ネスレ・ミロ(ネスレ社)
- セノビック(ロート製薬)
- ホーリック(Glaxo Smith Kline社)
- オバルチン(製薬会社ノバルティス)
また調整豆乳に麦芽・甘味料・コーヒーなどを加えて、コーヒー牛乳風にしたものが複数のメーカーから販売されています。
- 麦芽コーヒー(記文/キッコーマン)
- 豆乳飲料 麦芽コーヒー(ふくれん)
- 豆乳飲料 麦芽( マルサン) など
麦茶について
グルテンは、厳密には「小麦」にしか存在しないたんぱく質です。
麦茶の原材料である「大麦」や「はと麦」は、小麦とは異なるたんぱく質を含んでいるため、麦茶は基本的にグルテンを含まない飲料とされています。
ただし必ずしも安全というわけではなく、「大麦・はと麦」と「小麦」のたんぱく質は構成が近いため、小麦に対する免疫の弱い方は、麦茶を飲用した際に喉の違和感や麦茶特有の苦みとは異なる味、かゆみなどの症状が現れる場合があるそうです。
セリアック病・小麦アレルギー方は、1度かかりつけの医師と相談してから飲用するようにしたほうが良いそうです。
- 麦茶
- ハトムギ茶
- どくだみ茶(原料にハト麦が含まれることがある)
アルコール類
- ビール
- 発泡酒
- ホッピー ※
- ビールテイスト飲料(オールフリー・キリンフリーなど)※
- 麦焼酎
- そば焼酎
- JINRO
- マッコリ
- 紹興酒
- アクアビット
- コルン
※居酒屋に多いサワーや酎ハイは麦焼酎ベースのものが多く、グルテンが含まれる可能性が高いと思われます。(私の場合 ウーロンハイを飲んだ翌日は必ず体調を崩します )
麦芽・麦芽エキスについて
麦芽は麦(大麦)の種子を発酵させたもので、麦芽から抽出された成分が麦芽エキスになります。これらが含まれる食品・飲料にはグルテンが含まれますので、ビールテイスト飲料(ノンアルコール)やホッピーなどもグルテンを含む飲料となります。
※キリン「のどごし生」は、グルテンフリーであることをキリンに直接問い合わせて確認しました。
モルトについて
現材料に「モルト」の記載があるものはグルテンが含まれています。
※ モルト香料(大麦麦芽)については、グルテンが含まれていると書かれている記事を目にしますが事実確認が取れませんでした。
(詳しい方がいましたら教えてください!)
蒸留酒について
蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して造ったお酒のことです。アレルギーの原因となる物質はたんぱく質にあり、蒸留(気化)する事によりたんぱく質は分離するため、蒸留酒であれば原料に麦・大麦・ライ麦が使用されていたとしてもグルテンは含まれないとされています。
ただしグルテンへの過敏性が強い人は、わずかな量にも反応する場合もあるため注意が必要です。特にセリアック病の方は、蒸留酒であっても麦・麦芽を使用したものは避けたほうが良いようです。

- ジン
- ウォッカ
- ウィスキー(スコッチ・バーボン)

- ジントニック
- ギムレット
- マティーニ など

- モスコミュール
- ソルティ・ドッグ
- スクリュードライバ など