せっかくこの世に生まれたのだからさ
「この世に生まれて良かった!」と
心から感じられる人生を歩みたいって
思っているんじゃないかな。
 
とはいえ、人それぞれで人生に求めるものは違うもの
 
冒険したいという人もいれば
ただ平穏に暮らしたい人もいる
 
人を支配したいと思う人もいれば
人にありがとうと言われる人生を歩みたいという人もいる
 
禁欲的に精神を高めたいという人もいれば
物欲を満たすことこそ幸せであると考える人もいる
 
どんな人生を選択しても「幸せ」を感じられる人生なら○だよね。
 
僕の場合、中学生の時に撮った8ミリ映画をきっかけに
映像の世界で身と建てたいという夢を描いて、
芸術系の大学(日芸)に通い、CMプロダクションに入社、
外資系の広告会社を経て、2011年に再び映画を撮り始め、
そこから発展させてテレビの特番のドラマなども作らせてもらえるようになった。
 
若い頃は人並みに悩んだり傷ついたり迷ったりしていたけど
53歳になろうという今、人生は楽しく幸せだ。
 
いま流れがきていると感じている仕事は
テレビ特番ドラマの企画、総合プロデュース、演出。
特に企画を立て、実現していく過程は本当に面白い。
 
いくつかのプロジェクトを進行中だけど
その中の一つ、僕が企画プロデュース演出している沖縄テレビの1時間特番
「琉球トラウマナイト」があと2日でオンエアされます。
 
「琉球トラウマナイト」は
もともとは沖縄県内の5人のクリエーターが
それぞれの感性でつくった短編ホラー映画を持ち寄る
自主映画の上映会で、僕は2014年の第1回から参加している。
 
第1回目のイベントが終了した時に、この企画をもっと面白くしたいと考えた。
テレビ番組、ラジオドラマ、リアルなお化け屋敷イベント、沖縄県以外にも
トラウマナイトのブランドを広げ、将来的にはアジアを中心とする海外にも
その輪を広げたい。
 
これがそのときに描いたトラウマナイト・プロジェクトの絵。
 
昨年2016年にテレビ番組化が実現し、
今年はテレビ放映に併せて琉球新報との連動企画が実現、
そして、いまこっそりとラジオドラマ化の話もラジオ局の方と話している。
  
面白いでしょう。
 
僕はすっごく面白い。
 
2014年の自主映画の上映会の時に僕が頭に絵を描かなかったら
少なくてもこんな面白い展開は起こっていなかったはずだから。
 
 
誰でも「こんなことができたらいいなあ」とか
「いつかはこんなことを実現したい」って
頭の中に将来の夢を思い描くときがあると思うのね。
 
でも結局、「どうせ上手くいかない」って
何の行動も起こさないまま、いつしか忘れてしまっているんじゃないかな。
  
2014年当時、僕が思い描いた夢も、やり方もわからない、資金も手伝ってくれる人もいない、
「おそらく上手くいかないかもしれない」実現の可能性の低いただの絵空事だった。
 
でもいくつかの考え方と行動を実際に起こすことで
それを実現していくスタートが切れたんだ。
 
そんな特別なことをしたわけじゃないよ。
 
誰にでもちょっと勇気を出せばできることだ。
 
それはね、
 
まずは「うまくいかないかもしれない」ことこそやる価値があると思うこと。
 
「うまくいくであろう」ことは、今までの自分がすでにやり方を知っていることだよね。
やり方も、やれる見込みも、やれる自信もあること。
つまり、現状の自分の延長線上にあることだ。
想像の範疇。
夢でもなんでもない。
 
一般的に夢と呼ばれるものは、現在の自分では届かないであろう事なんじゃないか。
だから夢なんでしょう?
 
現在の自分にできることだけやっていてもけっして届くことはないよ。
 
「うまくいかないかもしれない」ことをやろうと、やってみようという勇気を持つことだ。
 
それなくして夢の実現は難しい。
どうだろう?そう思わない?
 
多くの人は、水に入る前にまずおぼれる心配を始める。
もちろん泳ぎ方を学ぶんだから、おぼれることもあるよ。
でも、それを怖がって水に入らないで、泳ぎ方の本をいくら読んでも
泳ぎは上手くならないどころか、泳げるようにすらならないのは事実だ。
 
「うまくいかないかもしれない」ことをやってみる
これはまず大前提として行わなければならないことなの。
 
泳ぎを覚えてからって水に入らずに、どうやって泳ぎを覚えるんだい?
 
 
それとね、もう一つ。
 
個人的な夢って、大概の場合、自分勝手なもの。
 
自分が好きだから、自分がやってみたいから、
自分が楽しそうだから、自分が幸せになりたいから・・・
 
この「自分が」を一回さ、「人が」「世間が」に置き換えてみるの。
 
その瞬間に、あなた個人の夢は「志」に変わる。
 
「世の中を楽しくしたい」「人を幸せにしたい」・・・こうした志に対しては
応援してくれる人が必ず現れる。
 
自分がおいしいもの食べたい!
これを応援してくれる人はいない。
勝手に食べればってこと。
でも、おいしいものを人にも食べて欲しいとなると
その志に人は応援を惜しまなくなる。
結果、あなたもおいしいものにありつける。
 
だいたいにおいて、物事が上手くいかない人って
「我」が強いんだよ。
 
私が、僕が、って自分のことしか考えない。
だから応援もしてもらえないし、夢も叶わない。
世の中ってそういうものだ。
 
トラウマナイトは、2014年のスタート時は
いわゆる自主映画にありがちな
各クリエーターが「自分の撮りたい映画」の発表の場だった。
 
それなりに観て楽しんでくれる人はいたけど
それを「人を喜ばせるため」に置き換えたとき
企業もメディアも力を貸してくれるプロジェクトに
生まれ変わった。
 
もちろん、実現まではいろいろ苦労したけど
本質を語ればそれだけのことなんだよ。
 
琉球トラウマナイトは今年、6月13日にオンエアされるレジェンドと、
昨年同様の視聴者の投稿をベースとした再現ドラマ形式のリアルストーリーが
9月にオンエアされる予定。
 
年に2回、ゴールデンタイムに特番として放送される
プロジェクトにまで成長してきている。
 
僕が最初に思い描いた世界中が楽しめるプロジェクトヘは
まだまだ道は長いが、確実に一歩踏み出せた感じ。
 
 
あなたも持っているはずの叶えたい夢
それは「うまくいないかもしれない」ものであるほど
あなた自身を大きく成長させ、多くの人を幸せにできる
そんなプロジェクトの種なんだ。
 
あなたの頭の中で生まれた世の中を幸せにする種を
枯らせることなく育ててみて欲しい。
 
そこから芽を出した木がやがて大きく枝を伸ばし、葉を茂らせる
そして実る果実を求めて、たくさんの人たちがそこに集い
幸せな笑顔を見せる日を信じて。
 
そうすることであなた自身が
誰よりも幸せな笑顔になれるから。
 
 
頑張ろう(^^)
 
琉球トラウマナイト -レジェンド-
6月13日(火)19時57分~
沖縄テレビ「8CH」で放送
 
沖縄エリアの方は絶対に観てくださいねo