前々から気になっていた
堤真一さん主演の映画 『俺はまだ本気出してないだけ』を見ました。
妙に気持ちの良い空気が流れていて
私自身は好きな映画でしたね。
物語の設定は、仕事をやめた43歳の大黒シズオ(堤真一)は
再就職もしようとせず、寝っ転がってゲームばかりしているダラダラの生活。
アルバイトをしているが新人バイトにも怒られる怠慢勤務。
父親(石橋連司)に「おまえ、何かやりたいことはないのか!?」と怒鳴られて、
「俺、漫画家になるわ」と・・・・
『俺はまだ本気出してないだけ』というタイトルから、
どうしようもない駄目人間を描いた作品かと思っていたのですが、
映画を観ながら、もしかしたらこの主人公、凄い奴かも?って。
今日は、この映画の主人公に見た
成功者になるための条件をお話ししたいと思います。
あ、最初にことわっておきますけど
原作のマンガは読んでいないので
映画のストーリーのみでお話ししますね。
映画を観ていない方にはごめんなさいだけど
ちょっとお付き合い下さい。
まず、最初に思ったのは
この主人公、『漫画家になる』と決めたら
誰に強制されるわけでもなく、
徹夜をしてでも漫画を書き続けていいるんですね。
これは凄いですよ。
私自身、クリエイティブな仕事をしている人間の端くれとして
モノを作り続けることの大変さは知っているつもり。
さらには、それが評価されないと
いつしかやる気自体も失われていくこともあると思うんだけど
この映画の主人公、まったくめげずに
(多少の落ち込み、不安はあるだろうけど)
漫画を書き続ける。
これって、成功するための絶対条件の一つですよね。
●人から言われるのを待たずに行動すること
●自分で自発的に何かをすること
●自主的にやりつづけること
成功できない人って大抵、「何かいいこと起こらないかなあ」って
待ちの姿勢になっていることが多いものです。
成功のきっかけを誰かが運んで来てくれるのを待っているのです
でも待っているだけで何か良いことが起こるでしょうか?
待っていても何も起こらないんですよね。
誰かに成功させてもらおう、そんなことはまず出来ないのですよ。
その点、この映画の主人公は
的外れでも、才能がなくても、自発的に行動し続けている。
成功者としての資質ですよね。
この映画のタイトル『俺はまだ本気出してないだけ』って
自分の力を出し切っていない人の決まり文句。
映画の主人公の姿を見て、そのダメさについ笑ってしまうわけですけど
世の中には、同じようにもっと出来るはずなのに、
いまいちの人が沢山いますよね。
本気を出していない人=いま、この瞬間に全力を出し切っていない人
じゃあ、自分は全力を出し切っているだろうか?
冷静に自分を眺めて見て
自分は違うよって自信を持って言える人って
何人くらいいるでしょうか?
今はまだ本気を出していないだけって
ではいつのなったら本気を出すのかな?
800冊以上の本を書いてきた中谷彰宏さんが
依然、いっていた話で
800冊もの本を書くエネルギーを
ずっと継続し続けていたのか?という質問に
「最初から、800冊のやる気を出すのは困難。
1つの仕事をやることによって次のやる気が生まれる。
まずは、目の前の1冊に全力投球すること。」
と、答えていたのを思い出しました。
その時、中谷さんは、
エネルギーをセーブしてはだめ。
一つ一つの仕事を徹底的にやらないと、
次の仕事のエネルギーが出ない。
一つの仕事をやり遂げるたびに、
やる気を新しく取り込むこと。
呼吸と同じで、しっかり、吐ききらないと、
吸い込むことができないと、おっしゃっていたのですが
エネルギーって使うと減るものではないんですね。
しっかり使い切ることで、新しいエネルギーが満たされる。
この瞬間に自分の力を一生懸命出し切って、
自分の力を出して出して出し切った時、
肺が新しい空気に満たされるように
空っぽになった自分に
また新しいひらめきやアイデアを吸い込むことができる。
まるで、息を吐ききった肺が
新しい新鮮な空気で満たされるように。
この映画の主人公、
仕事を辞めたとは言っても一応バイトはしてるし、
何故か妙に人望があって慕われてるし、
漫画家を目指すモチベーションもある。
さらには何度ボツになっても前向きに書き続け
持ち込みを続けるバイタリティーがある。
めちゃくちゃ自己重要感が高い。
世の中の常識的に見たら
ちょっとバカでダメな勘違い中年に見えるかも知れない。
でもさ、この人がこれで本気出していないなら
本気出したら恐いなって感じましたね。
そもそも、世の中の常識ってなんだろう?
こんなことしたら常識から外れるとか
人にどう見られるか気になるとか
そういうことを気にしていると
いつまで経っても自分の心に正直に楽しく生きることができませんよね。
それに、もし世間の常識が幸せになるために、
成功するために100%正しいとするのであれば
世の中はもっと幸せな成功者だらけになっているはずですよね。
これって、常識をもう一度見直してみてもいいてことじゃないかな?
自分は普通で良いですというなら
常識を気にすることも大切かもしれません。
でもさ、普通以上に幸せになりたいと思っているのなら
常識的な考え方を手放さないかぎり
それは叶わないんじゃないかな?
常識以上の考え方をして生きることは
映画の主人公のように、端から見ると「痛く」見える。
まともに生きろと後ろ指を指される。
本人もおそらく「痛み」を感じることでしょう。
でもね、痛みを感じることは、生きていることの一部なんだよ。
常識から外れて生きる時に感じる痛みは可能性なんだ。
傷つきやすい生身でリスクを獲っていく時の痛みなんだ。
痛みを恐れて、痛みから逃れるために
それを感じることを止めてしまったら、
世の中を変えるチャンスを手放すことになってしまう。
痛みから逃れるために、自分の感覚をマヒさせてしまうと
その痛みは、たちまち歯車として働く痛みに変わってしまうんだ。
そうなるとあなたの無限の才能が浪費され、
未来を自分で選ぶ権利を手放すことになる。
安定した収入は約束されされるかもしれないが、
それは人の命令に従う仕事によって得られるものなんだ。
クリエイティブとは本来、心にぽっかり空いた穴、
その空虚感に直面することから始まる。
その穴を埋めようと足掻くことから
何かを生み出す行動が始まる。
私は、より良い自分に成長している証だと思うのだけどどうだろうか?
最大の失敗は行動しないことです。
その意味で、この映画の主人公は
モチベーションとバイタリティーを維持し続け
行動し続ける。
とにかく、この映画の主人公は自己重要感100%で、
自分が漫画家として成功することを微塵も疑おうとしない。
何度原稿がボツになっても、ひたすら万能感を高めていく。
この自己重要感の高さも
できる、できないは結果。
幸せな成功を手にしていくためには
とにかく、この映画の主人公は自己重要感100%で、
自分が漫画家として成功することを微塵も疑おうとしない。
何度原稿がボツになっても、ひたすら万能感を高めていく。
この自己重要感の高さも
運がいい人や幸せな成功を掴む人の特徴じゃないか。
できる、できないは結果。
幸せな成功を手にしていくためには
とにかく何度も果敢に挑戦していくこと
行動することしかないのだから
自己重要感を常に満たしていく必要があるんです。
自己重要感を常に満たしていく必要があるんです。
これは、まさに成功者たるものの姿勢じゃないかな?
ただ、この主人公に絶対的に足りないモノ、
それは『人を幸せにしたい』という気持ち。
物語を通して、常に自分のためだけに行動し続ける。
つまり『我』を捨てられていないんです。
仕事の本質である「人を喜ばせること」に気づけていない。
誰かを幸せにすることで得られる「ありがとう。」
その、手のひらに乗らない「ありがとう」を形にしたものがお金。
成功も幸せも、人を幸せにした数であるのだから
『我』にとらわれている間は、それらを手にすることはできない。
でも映画の最後、娘とのある事件をきっかけに
主人公はちょっとだけ、自分以外の誰かのために
「本気」になろうとする。
そのために、人に協力を求める。
主人公が自発的に何かをして、人の協力を得て
そのことで人を喜ばせたとき
彼の成功も飛躍的に実現に近づくんじゃないか?
そんな予感を感じさせる清々しいラストでした。
この映画を作られた福田監督が
どこまで意識してこの主人公を作られたのかわかりませんが
私は、単なるダメ人間コメディ映画という以上に
ちゃんと訴えかけてくる奥深いメッセージを感じ取ることができました。
ダメでも、バカにされても
自分で自分を褒め続け、失敗してもすぐに自分を立て直し
果敢にチャレンジし続ける主人公の姿に
すごく成功者の可能性を感じてしまいましたね。
『俺はまだ本気出してないだけ』
娘役の橋本愛ちゃんはやっぱり可愛かったし、
山田孝之くんは人生で迷っている若者の雰囲気を
上手く出していたと思う。
出版社の担当者、濱田岳さんのセリフもクスっと笑えた。
福田監督の持ち味であるユルい気持ちよさを
堪能するコメディとしてもなかなか楽しめる作品でしたが、
見方をちょっと変えると、
非常に学べる奥深い映画だなって感じました。
『俺はまだ本気出してないだけ』
もし、あなたも自分の事をそんな風に思っているなら
ちょっと私が今日書いた言葉を思い出しながら
この映画、観てみて。
きっと、頑張ろう!って気持ちが起こってくるから。
では、今日はここまでにします。
じゃあ、自分を高めていこうぜ!

※休まない、寝ない。ストイックに仕事を楽しんでいる
沖縄カルチャーの広告塔、沖縄LOVElogの幸田悟さん。
同じ年齢なんだけど、
僕なんか比べようがないくらいのバイタリティで行動し続ける
幸田さんを見ていると「俺はまだ本気出してないんじゃないか」って
そんな気分になります(^^ゞ
先日、そんな幸田さんをゲストにお招きし、
番組「素直のBOSS」の収録させていただきました。
沖縄の方は日曜深夜のオンエア、他県の方は
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