あなたのブランドをつくるということは
あなたが「人と違う存在になる」ことに他なりません。
他の人ではなくあなたに頼みたい、
選ばれる自分になるということです。
前回にも書きましたが、
いくら自分のはブランドなんか不必要だと言っても、
周囲の人達の中には
あなたのイメージ=ブランドはすでに作られています。
「あの人は頼りない」
「この人にこの手の仕事は向いていない」
「あの人は不器用」
「この人はこれが得意」
「あの人は責任感がつよい」
「この人には大事な仕事は頼めない」
「あの人は一流」
「この人は三流」
それを口に出すか、出さないかは別として
(おおかた黙って心の中で思われてることが多いですが)
あなたというブランドイメージは周囲の人達の中に
すでに出来上がっているのですね。
もし、あなたが自ら「あなた自身のブランド」を作り、発信しなければ
あなたというブランドは他人が勝手に作り上げたイメージのままです。
そして、それによってあなたを判断し、評価することでしょう。
そのイメージにあなたが納得できても、できなくても
お構いなしです。
自分自身の人生は
自分自身で切り開いていかなければなりません。
人の真似でない、本物の自分の才能に光を当て、
他者ではないあなたならではブランドを築き上げましょう。
本物の自分を知るためには、
自分がどういう人間かという問いを自らに問いかけ、
自分の強みや願望を再確認します。
そして、自分の能力の中の他人と違うところ、
他人との相違点を見出して、自分のブランドを際立たせていくのです。
マーケティングの用語に
USP(ユー・エス・ピー)というものがあります。
USPとはUnique Selling Propositionの頭文字をとったワードで、
Unique (ユニーク)・・・・独自の
Selling(セリング)・・・・販売
Proposition(プロポジション)・・・提案
平たくで言えば「独自の売り」となるでしょうか。
マーケティングにおいて、USPをもつことは、
競合他社との差別化、マーケットでの競争優位性につながる
重要なポイントとなります。
またブランドにおいてもUSPは欠かせないものとなります。
ブランドは「独自の売り」を持たないと
ブランド・エクイティティにつながっていく、
そのブランドの知識をお客様の心の中に形作るのことができません。
ブランド・エクイティとは、ブランドが持つ資産価値のことで、
ブランドが持っている信頼感や知名度など無形の価値を
企業の資産として評価したもののこと。
企業のマーケティング戦略を考える上で非常に重要なポイントとなります。
ちょっと難しい話になってしまいましたが
「あのブランドの特長は?」と訊かれた時に、
すぐに答えが帰ってこないようでは、
ブランドのUSPが顧客に共有されていないか、
そもそもUSP自体が存在しないかということになります。
あなたは、毎日の生活の中で
世の中に溢れる何千、何万の、
広告などのマーケティングメッセージを見ているはずです。
新聞の広告、テレビCM、電車の中吊り、駅貼りのポスター
ネットのバナー広告・・・・
だけど、それらを覚えているかと聴かれると
覚えていないものが圧倒的に多いはずです。
受け手であるあなたは、例えそれらの広告が目に入っても
見ていない、スルーしてしまうのです。
では、発信者側の視点で考えてみましょう。
あなたが発信するマーケティングメッセージを
そんな受け手にどうやって届けたらいいのでしょうか?
目に入ったけどスルーされてしまうメッセージ、
仮に意識してもらっても、他社と比べられ購買してもらえるまでいかない
そんな状態を解決していくのが、USPの一つの役割です。
私は広告の世界で25年間、数千社のブランドをつくり
USPを考えてきました。
その経験から、あなたが自分ブランドをつくる時にも
このUSPというポイントを持つと
そのブランドの強みが明確になるとことに気がつきました。
まさに、無数の人間の中から、
あなたというひとりにスポットをあてる
「独自の売り」をつくるのです。
ネットで調べても、本屋にいっても
このUSPの作り方に関しては
多くの作成法や資料が見つかると思います。
でも、私から見ると
どうも肝心なことが足りていないように見えます。
実際にUSPとして「圧倒的な売り」「他社との違い」を打ち出している
企業さんのマーケティングメッセージをみていると
どうも“Unique ”「独自性」をつくることに一生懸命になって
“Proposition”「提案」になっていないことが本当に多い。
いわゆる「差別化」すれば、USPになると考えている方が
マーッケターの中にもいらっしゃるようです。
わたしの意見では、それでは
効果的なUSPとは言えないと思っています。
以前、このブログの記事でも書きましたが
「差別化」しようとすることで結果的に
「同一化」が起こるという事実もあり、
※以前の記事をお読みになっていない方のために
また今度復習しましょうね。
なかなか効果的なUSPと出会うことは
少ないのが事実。
USP(Unique Selling Proposition)は
「独自の売り」を「提案」しなければ完成しません。
あなたが自分ブランドを作り上げる際に考える、
あなたのUSPの作り方。
次回から(おそらく数回に分けないと語れないかな)
お話ししていきたいと思います。
私の本業としてきた広告、その中でも
もっともブランディングに近いテレビCMの
プランニング経験から得た考え方やノウハウを
120%お伝えしますので、楽しみにしていてくださいね!
一応、マーケティングの知識のない方にも
分かるようにお話しするつもりですが
分からない事などありましたら、コメントでも
メッセージでも気軽に連絡ください。
あなたが、あなたらしく成功するための
役に立つのが、私の喜びです。
今日も読んで頂き、感謝!
では、また。
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