近道をしようとすると軸がブレます。
成功できる人は、目的地がはっきり分かっているので
ただまっすぐに進むだけです。
近道をしようとする人は
「もっと楽して成功する方法はないかな」
「もっと短時間で儲かる方法はないかな」と
まるで砂漠の真ん中で
右へいったり、左にいったり、戻ったりして
遭難する人によく似ています。
一見、遠回りに見えてもひたすら直線で進めば
必ず砂漠の縁は見えてきます。
その我慢ができないのは、目の前のことにしか
意識を向けていないからです。
更に言えば、間違うのが恐くて動かない人も
砂漠では死を待つのみです。
「このままではヤバい」と分かっていながら
失敗することが恐いので、1歩踏み出すことが出来ません。
もちろん、実社会で行動しなかったからといって
すぐに干からびて死んでしまうことはないかもしれませんが
本質は砂漠での決断と同じ事です。
現状を変えていくには、行動することが重要です。
行動することで結果をだすことができます。
しかし、思ったとおりの結果が出るのはごく僅かで、
多くの場合は望んだものと違う結果となります。
その時は、調整してまた行動するのです。
これを繰り返すことで目的に確実に近づいていくことができます。
1度、思った通りの結果が出なかったからといって
軸を変えると目的がブレてしまいます。
その先に待っているのは
右へいったり、左にいったり、戻ったりして
遭難するという結果です。
成功する人は目的に向かってまっすぐに進みますが、
そのコースには微調整できる幅があります。
遊びのない直線と言うわけではないんです。
ブレる人はこの幅を意識しないで
直線で進まなければならないと考えているので
進行方向に岩などがあったら、この道は間違っている、
あの目的にはたどり着けないと
目的とは別の方向に進み始めてしまう
結果的にブレてしまうのです。
調整することと、ブレることでは
根本が全く違うのです。
自分が決めた方向にまっすぐ進むことが大切で、
立ち止まったり、ウロウロすることが最もダメな結果を生みます。
近道を求めることもウロウロを引き起こします。
頭も良く、要領もいい人ほど陥りやすいのが
「成功への近道」をつねに探してしまうという罠です。
近道さえ見つければ、
苦労して歩いて行かなくても
簡単にゴールにたどり着けるような気がするのです。
成功した人達を見ていると
みんな一気に成功しているように見えますが
実は地道な下積みの期間が何年間もあったりするのです。
岩を迂回し、谷を渡り、ただひたすら歩き続けた結果
目的地にたどり着いているのです。
しかし、道の途中にいる人には
成功している所しか見えていないので
それに気づかない。
そして、一気に上手く行く、
一気に成功する方法があるんだ!
と思ってしまうのです。
すぐに大きな幸せを得ようと考え
その結果、ブレが生じウロウロし始める。
そしてある日、気がついてこう思うのです
『なんだ、一歩も進んでないじゃないか・・・』
成功への道は長い。ただひたすら
軸をブラさずに進むしかありません。
すぐに大きな幸せをつかもうとせず、
その長い道のりの途中の小さな幸せに目を向け
楽しんでいくのです。
そもそも幸せに大きいも小さいも大した変わりはないのですから。
自分の軸を持って行動すること。
これが大切です。
その人のブレない軸は人からみると魅力的に見えます。
軸を持っている人は、人から尊敬されます。
そしてやがて、その軸はその人のブランドへと変わっていきます。
自分ブランドはブレない軸から作られるのです。
近道の甘い誘惑に右往左往せず
胸を張って颯爽と王道を進んでいく。
一緒に成功への道を楽しく歩いていきましょう。