広告業界の人間以外には
全く興味のない話かもしれませんが、
もうすぐ広告賞の季節がやってきます。
 
「広告賞って?」
 
「何だそれ?」
 
と思われる方も多いことでしょう。
 
広告業界では、それこそ年間で星の数ほども作られた
いろいろな広告を1年分まとめて
 
「よくできました!」
 
と表彰するという慣習があり、
それもいろいろな団体がするので、
なんだか沢山の広告賞が世の中には
存在しているのですよ。
 
沖縄でいえば沖縄広告賞。
これは沖縄広告協会が主催するもので、
県内で流れてるテレビCMや県内企業さんの新聞広告など、
たくさんの作品が出品される沖縄で一番大きな広告賞。
 
 
昨年1月から12月までの広告を
とりまとめて表彰するとなると、
ちょうどこの時期が作品募集の締め切りになります。
 
広告業界がこぞって
なんでそんな内輪受けなことをしているかというと
一番大きな目的は広告主さんへのヨイショ。
 
たくさんの予算を使って広告を出してくれたことに対し、
各媒体や広告業界が広告主さんを表彰することで、

「これからもどうぞよろしくお願いします!」

という挨拶をしているわけ。
 
もうひとつの目的は広告会社の地位向上。
 
「こんな立派な賞を貰いました」
 
と、広告主さんに報告することで
箔がつくというわけ。
 
うまくすれば広告制作費用を
アップしてくれるかもしれませんし。
 
というわけで、
この季節になると
いろいろな広告賞への出品のため
広告会社の社内はわさわさしてきます。
 
実はわたし、20代の頃には
 
「広告は視聴者に評価されてなんぼのもの!
 広告賞なんか意味ないね。」
 
と、受賞できないであろう“ひがみ”から
広告賞へ出品することに興味を持っていませんでした。
 
若かくて、気位も高かったんですね。
本当は褒めてもらいたいくせにね(笑)
  
自分の広告が作れるようになってきた30代からは、
 
「貰える賞はなんでも貰えた方がいいよねー」
 
と、ゆるーく考えられるようになり、
そうなると不思議と様々な広告賞の賞を
頂けるようになりました。
 
この世界、なんでもそういうモノなんですね。

「恋人がほしい!」
「お金持ちになりたい!」
「幸せになりたい!」

追い求めれば追い求めるほど
手のひらからすり抜けていってしまう・・・。
 
ノウハウだけではどうにもならない、
心の持ち方や置き方、考え方、
物事のとらえ方を学ぶ必要があるんですね。
 
というわけで
昨年はこの笑顔。
 
  
 
 
テレビ、ラジオ、WEB広告
金賞、銀賞 たくさんいただきました!
 
今年の審査はこれから。
 
お仕事をいただいた広告主さんのためにも
たくさん賞、いただけたらハッピーです。