- エレGY (講談社BOX)/泉 和良
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(あらすじ)
『この日記を見た女の子は
今すぐに、自分のいやらしいパンツ姿の写真を携帯で撮って、
メールで僕に送ってください!
直ちに! 早く!』
フリーウェアゲーム作家「ジスカルド」こと主人公の泉和良が(普段は健全な)自分のブログに半ばやけくそ気味に打ち込んだ文章になんと女子高生から自分のパンツ画像が添付されたレスが返ってきた。
エレGYと名乗るその少女は熱烈な自分のファンだと言う。
彼女のエキセントリックな魅力に次第に惹かれていく主人公。
しかし彼は創作者である「ジスカルド」と主人公本人である「泉和良」との間のギャップにエレGYが失望するのではと悩み、なかなか彼女に心を開くことができない。
そんなことはつゆ知らず、激しく(半ば病的に)アプローチしてくるエレGY。
不器用で、少し独りよがりな二人の恋の行方はどこに落ち着くのか?
(感想)
アマチュアバンドにファンがつくように、ゲーム作家にもファンってつくんだー。面白いなー。と思いながら読んだ。主人公がゲーム作家でなく、バンドマンだったらどこかで読んだような、ありきたりの恋愛小説になっていただろう。
一行一行が短い、ケータイ小説に近い文体は、嫌いな人もいるかもしれないが、現代の若者を描くには適したものだと思う。
本編の「誰か一人のために作品を作る。衝動はその人を喜ばせたいという気持ちのみ。その人からの賞賛によって全てが報われる……」という一文に大いに同感。
何かを創作するという行為の基本ってこれだよなぁと思った。







