第1回 タロットの原点 だにゃ♪
13世紀
タロットの原点を辿っていくと、
それは13世紀(約800年前)までさかのぼり、
「マムルーク・カード」に行きつくのにゃ。
マムルーク・カードとは、マムルーク朝の
時代にイスラム圏で、主に貴族や兵士たちの
間で遊ばれていたカードゲームなのにゃ。
マムルーク・カードは、コイン・ジャウカーン・カップ・剣の4つのスートと、
キング・総督・副総督のコートカード、
計52枚から構成されているにゃ。
このカードが、後にタロットの小アルカナや
トランプの原型となったと言われているにゃ。
イスラム圏で人気だったマムルーク・カードは、貿易を通じてヨーロッパへ。
「プレイング・カード」(日本ではトランプ
としてお馴染みにゃ)と名前を変えて広まり、
トリック・テイキング(カードの強さで競う)
という遊び方で貴族から庶民まで幅広い人々が
楽しんでいたのにゃ。
14世紀後半には、プレイング・カードが
ギャンブルの道具としても使われていたことから禁止令も出たが、人気は衰えなかったばかりか、貴族は豪華なカードを作らせたりすることもあったようだにゃ。
イタリアの貴族たちはトリック・テイキングを
さらに楽しくするため、プレイング・カードに
「トリオンフィ(勝利札)」という切り札を加え、これが後にタロットカードの「大アルカナ」となったと言われているのにゃ。
こうしてプレイング・カードにトリオンフィを
加えたセットが誕生。
イタリアでは「タロッキ」、その後フランスに
渡って「タロット」と呼ばれるように。
ひとつひとつの気づきを大切にしながら、学んだことをみなさんにもお届けできたら…とっても嬉しいのにゃ



