おはようございます。

土曜日担当の勤務医ぶんぶんです。

 

あなたは,病院での支払いに消費税が

含まれていないのをご存知ですか?

 

実は消費税が導入されてから

病院での支払いは消費税抜きなのです。

 

実際

病院が仕入れている

検査機器(エコー,CT MRIなどなど)

薬剤(内服 点滴製剤),事務用品

光熱費にいたるまで

一般家庭と同様に消費税を払っています。

 

つまり病院は消費税を皆様から

もらえないため

以前に比べ現在8%の赤字を毎回

被っていると考えて下さい。

 

「えー 病院って儲かっているから

いいんじゃない」という声が聞こえてきそうですが。

私の友人もそう言っていました。

 

病院が黒字で左団扇なのは一部だと思います。

実際 公的病院で売り上げだけで黒字を出しているところは

ほとんどありません。

 

公的病院の役割として

赤字採算の診療科ももたなければいけないという

使命感があるためです。

 

赤字採算の診療科の代表は小児科です。

小児科単独で黒字はありません。

(私立の病院は赤字部門を切り捨てられるのです)

 

保険診療を行っている手前

消費税がもらえないのです。

 

保険点数が上がればいいのですが,

毎回改定によって下がるばかりなので

病院のほとんどが

アップアップの状態なのです。

 

日本の医療水準は

国の補助が少ない割に

実はすごく高いと言われています。

 

あなたの近くの病院の経営は

うまくいっていますか?

 

病院が倒産したら

困りますよね。

 

なんとか黒字を出して

もっといい医療を提供したいものです。

        ~ぶんぶんでした~