ウェルスダイナミクス眼鏡 -49ページ目

最後のニュースウィーク印刷版

ウェルスダイナミクス眼鏡-last newsweek



今海外出張に来ていますが、私にとってちょっと寂しいことがありました。

最後の印刷版NEWSWEEKを本屋で見つけたのです。
もちろん購入しました。

私は、実は隠れNEWSWEEKファンでした。
(なにも、隠れることはないのですが…)


海外に出張するたびに空港の本屋で買っていました。
キヨスクでも、日本語版ニューズウィークをよく買いました。
特集も大好きでした。よく、TIMEと比べて買ったものです。マイケル・ジャクソン追悼版や、スティーブ・ジョブズ追悼版も買いました。

レベルは全く異なりますが、NEWSWEEKとTIMEは、日本の出版業界で例えるとフラッシュとフライディのようなものかもしれません。常に比較され、いい意味で最大の刺激となって関係者を成長させていっていたようです。(最終版にTIMEとNEWSWEEKの編集者の回顧対談が載っていました)

最初の発行は、なんと1933年! 記事には、世界恐慌やヒットラーの台頭などが含まれました。本当に、この雑誌の歴史(80年間)を感じます。

チーフエディターであるティナ・ブラウン曰く「2013年1月からは、iPad, Kindle, phone などから配信されるようになり、2013年2月下旬には全く新しい形でのNEWSWEEKが生まれる」「このような形で印刷版はなくなるが、今後他社もこのような変化は避けられなくなるはずだし、その意味ではNEWSWEEKは先駆者的である」とも言っていました。

実は、このような業界のやむを得ない変化について、先日WDフェスタ2012の前に行われた「シークレットセミナー」においてロジャーが、あるWDプラクティショナーの質問を受けて答えていました。その方が関わっている業界は、旅行代理店業界です。個人が直接オンラインで旅行を手配できるようになってしまうため、どうしたらいいのでしょうか?という質問でした。


ロジャーの回答を聞きたい方は、ぜひ info@jwda.org にお問い合わせくださいね。


前記のティナ・ブラウンが書いていましたが、「変化は、いつもとは限らない。必要な変化というものもある。」


ほんとにね。数年前、池袋三越がなくなってヤマダ電機になったときも、同じような寂しさを感じました…。


最後に、1952年からずっとNEWSWEEKに広告を出し続けていたROLEXからのコメントを紹介して、私からの感謝とさせてください。


「1952年から本日まで、NEWSWEEKのような素晴らしいジャーナリズムをサポートすることができたことを心から誇りに思っています。印刷版最終号の刊行、および80年間の世界で最も深い洞察力の元に描かれたレポートの数々に対して心からお祝いと感謝の意を表します。」