ウェルスダイナミクス眼鏡 -159ページ目

あるトレーダーの悩み

これは、ある成功したトレーダー の今日この頃の話です。



彼は、若くしてトレーダーとして成功し、オフィスを都内3箇所(新規事業)も持ち活躍していました。


でも、彼自身は、もうトレーディングはやりたくないと思っていたのです。

なぜって、自分一人でパソコンに向かって作業を行う毎日に「虚しさ」と「リアリティーの無さ」を感じたからです。



私は、なぜ彼に出会ったかと言うと、彼をトレーダー の成功例として取材依頼をしたからです。

でも、彼は名前を出すのを拒みました。

私は、こんなに成功されているのだから、どこに名前を隠す理由があるのだろう?

反対に名声になるのではないのかと不思議に思い「なんでですか?」と聞くと、



「実名を出すと嫉妬や中傷ばっかり受けるんですよ。」


彼は、つぶやきました。


「トレーディングというのは、表面は世の中にとって何の役にも立っていないように見えるじゃないですか。実業ではないので、直接的なお客様もいないし、自分自身も意義のある仕事だと感じづらい。毎日パソコンに向かっているだけだし・・・。


だから、今アパレルビジネスと外食ビジネスを始めたのです。こちらの取材だったら、喜んで受けますよ。プロモーションにもなるし。」



私は、「それじゃ、意味ないし・・・。」と思いながら続けました。


私「それでは、現在どの位の割合でトレーディングをされてるのですか?」

彼「トレーディングは、現在やっていません」

私「えーーーーー!」



彼は、得意なトレーディングを全て止めて、いくつかの会社を起業し始めたそうです。

人々に認められたい、世の中への貢献を実感したいと思ったそうです。

これは、いけません・・・。


ウェルスダイナミクス的に見て、トレーダー が正反対のクリエイターなどが得意とする起業を自身でするということは、ちょっとハードル高いです。資本があるので始めたのでしょうが、ここでまた一つ教訓。



富の矛盾 「お金があると、それだけお金を失う機会が増える」

by ロジャー・ハミルトン



ほとんどの人が、気がついていない真実。

  


彼を紹介してくれた人に聞くと、彼は、既に億単位の資産を持っていたので(+ウェルスダイナミクスを知らなかったので)、その当時始めたいくつかのビジネスにおいて億単位でお金を失っていたそうです。



あー、それが「億万長者 富の法則 」で紹介されている成功トレーダー 達がやったように、社会貢献などに回っていたなら。

得意な道を極めながら稼ぎ続け、そのお金をドンドン貢献しつづけたら、どうなっていたんだろうと、ちょっと考えてしまいます。



自分の得意分野でないところで勝負しようとしたら、大変ですよね。

その大変さが、彼のオフィスや彼自身のエネルギーに現われていたようです。

なんか、ピリピリというか、閑散というか、あまり長居したくないエネルギーだったんです。


まさに「億万長者 富の法則 」にでてくる成功者の「下り坂」の始まりを垣間見た感じでした。ちょっとゾゾ・・ときました。


反対のパターンとして、成功したクリエイター 起業家が株などに手を出して、大損失するって話もよく聞きますよね。



トレーディングの才能のない人たちが、どんなに成功しているトレーダーを羨ましく思っていることか。

ただパソコンの前に座って、会社にも行く必要もなく、お金を稼げるなんて、と。

人間、隣の芝生は本当に青く見えるんですね。今回は、本当に勉強になりました。




彼がウェルスダイナミクスを知っていたのなら・・・ とつい考えてしまいます。

彼のような人をできるだけ少なくすることが私の使命です。


みなさん、応援よろしくお願いします!