今日のテレビで、日本理化学工業が、50年前に知的障がい者雇用の決断をしてから、今日までのことをドラマ仕立ての番組にしていたものを見ました。(再放送ですが)

以前に本で読んで知っていた話しでしたが、改めて経営者の決断と一緒に働いていた人の心を動かした物語に感動しました。

こういう職場が少しでも増えて欲しいものです。
効率一辺倒でなく、働き人の幸せを本当に考えていくことと、経営をきちんと成り立たせることは、困難なことだと思いますが、できないことではなく、知恵次第ですね。

一人では考えつかないことも大勢の知恵が集まると、実現に結びつくこともできると思います。
昨日は、地域主権型道州制国民協議会 神奈川県支部の定例会を実施。
活動報告や今後の計画などを話しあった。

地域での市民活動はなかなか難しい面はあるが、今の国政だけでなく、市議会も大胆な改革が必要。
名古屋の河村市長も暴走といわれつつも頑張っている。

自分の地域の事に関心をもって、関わっていくことが大事ですね。


それを実現するために、地元藤沢でも「藤沢街作りサロン」という意見交換の場を開催している。
徐々にではあるが、参加者が増えておりありがたいことです。

年配の方の地元事情などを聞きながらも、諦めずに改革にチャレンジしていきたい。

地元のメーデーに合わせて、武田薬品の研究所問題のニュースをみんなで配布をしに行った。
200人くらいの集まりであったが、9条の会や、冤罪の裁判を支援する会、年金問題の会など、色々な
会がチラシの配布をしていた。代表者同士はお互いに知り合いなので、それぞれ、和やかに作業をしていた。
メーデーも、労働団体の幹部が参加するくらいで、労働者の集まりという感じはなくなっている。

それにつけても思うのは、労働団体が政治家に労働問題の応援を依頼するというのはわかるが、政党を
応援し、政治に口をはさむのは、本来の趣旨を逸脱しているのではないか。
今は、派遣労働者の問題を政府・与党に圧力をかけるということに力を注ぐべきだと思うが・・・

本当に困っている派遣労働者がもっと団結する必要はあると思うのだが、若い人ほど活動意欲がないのはなぜだろうか。草食系のままでは、いずれ食われておしまいになるという危機がないのだろう。
最近、関心を持って見ている裁判に、藤沢市のゴミ有料化裁判がある。
横浜地裁は、本来、市が無料で行うべきゴミ収集事業で有料指定袋でお金をとることは、無効であるとの主張に対し、単に憲法から見ても無効ではないというだけで、踏み込んだ議論をしていない。
更にひどいのは、東京高裁で、原告側が有識者なので意見を聞いて欲しいということも無視して、何も議論をせずに、次回で結審すると通告している。
いずれも、きちんと判断をするという姿勢でなく、行政が推進していることには、反対しないというお役所同士のなれあいのような対応である。
裁判所も、もっときちんとした判断をしないと存在価値がない。
裁判のスピードアップと共に、内容の充実を図って欲しい。

普天間基地の問題での民主党の迷走ぶりは、日米関係を損ね、諸外国からもバカにされる要因となっている。
まずは、日本に基地は必要かということを再確認する必要がある。現実に中国、北朝鮮の脅威を考えた場合、地理的にはグアムなどより、沖縄に基地を置いてもらった方が、有事対応として実効性がある。

現在の日本では、平和ボケして認識が薄いと思われるが、日米安保条約とアメリカの核の傘によって日本は守られているのが現実である。このことを認めれば、国内に、できれば沖縄におくべきということになる。

特定の地域に負担をかけることになるが、公の利益が優先するのであるから、現地については、補償の充実を図り、理解を得ることで対応するべきである。

また、現地の声も、基地があることでの仕事の需要なども実際にはあり、必ずしも反対一辺倒ではないのも事実である。

サンゴ礁をはじめとする沖縄の自然を守ることについての議論もあると思うが、これも基地設置の対価として、それなりの費用をかけて実施することは必要である。

いずれにしても基地の必要性を議論し、基地の要件として、飛行場と陸上部隊及び演習地の一体設置を条件と考えれば、今まで議論されてきた現行案実施が最適となると思う。

また、別な案としては、江口克彦氏の案が面白いと思ったので、ご紹介します。

http://www.dousyusei.jp/eguchi/index.php?b_kind=select&b_serial=19#blog_top

なお、現時点では、武力による戦争への対応は考えざるを得ないが、将来的には、温暖化防止の国際協力などの連携を積み重ねながら、民族の自主性を尊重する地球市民という国家観を共有できるようにして、核廃絶や武力戦争の放棄を考えていくことが重要である。

さらにいえば、戦争は必ずしも武力だけでなく、経済面、金融面での戦争や、移民・難民による地域占有なども含め、幅広く考えていかなければならず、国際政治で遅れをとらないように対応をしていくことが重要で、国内でバタバタしている暇はないのである。