衝動に身を任せて動くのは短絡的な人間のすることで、くだらないと思っていた。
しかし、今の私は完全にそれである。
湧いて止まない感情に頭を支配されて出した結論は、本当に衝動的なもの。
それ以上でもそれ以下でもない。
決めたことは実行に移さなければ気が済まない。
決意してから時間が経ち、段々とその願望は薄らいできているような気もする。
だからといって「やっぱりやめよう」と掌を反すようなことはできないし、したくない。
たとえ、そこに恐怖心が現れようと、誰かに引き止められようと。
もうすぐ彼に会える。きっと会える。
そう信じて私は来たるべき時を待っている。
阿呆のような考え方だろう。ひとは私を見て嘲笑を堪えられないだろう。
それでも、私は決めたことはやり遂げる。
失敗した時のことを考えると、少し二の足を踏んでしまう。
しかしながらそれはもう行動に起こすしかないものである。
誰に何と言われようと、私はもう後戻りはできない。
前に進むのみ。
失敗する確率の方が圧倒的に高いが、私は一縷の希望に賭ける。
もうすぐ彼に会えるのだ。きっと、必ず。