「あたしが明日死んだらどうする?」
「1時間だけ泣いてやる。」
「1時間だけなん?」
「うん。1時間。その後はいつもみたいに普通に仕事して、家帰って酒飲みながら飯食って、ネットチェックして寝る。
そしていつもの毎日」
「何も変わらないって?」
「ネットチェックの中からお前のサイトがなくなる」
「うん。」
「愚痴る相手が居なくなる。」
「他に聞いてもらえよ」
「そうだな」
「そうだよ」
「…」
「…」
「生活は変わらないけど、」
「うん」
「きっと、虚しい」
「うん?」
「それはきっと、お前が1番知ってる」
「…」
「1時間は狂った様にお前を呼びながら泣いてやるよ。」
「ソレ、気持ち悪い」
「死ななきゃ良いだろ。」
「……」
「でもお前の為に泣くんじゃない。
お前は死を望んでるからな。
死ぬ事が出来たら万々歳だろ?
だから、数少ない友人を亡くした俺が可哀相だから泣くんだ。」
「お前らしいしね。安心した。」
「だからって死ぬなよ。」
「明日の事はわからない。」
「仮定の話は好きじゃない」
「ただの言葉遊びだよ。」
「コミュニケーション?」
「そう」
「夢のない遊びだな。」
「そんなもんだよ。」
「死んだらこのコミュニケーションも無駄になるな」
「そうだね」
「怖くないのか?」
「怖くない。」
「俺は怖いよ。」
「そっか。」
「うん」
「所で何が怖いの?」
「………お前には一生解んねーんじゃね?」
そんな日常。