自閉症の子どもとのやり取りを、論文としてまとめる方向でおります。自閉症とのやり取りって?て思われる方もあるかもしれませんけど、ちゃんと構造を作って、丁寧に対応していけば、ある種の人間関係がはぐくまれていきます。2008年に文科省が特別支援教育ということを言い出して、発達障害というものが規定されて、その中では、自閉症の子どもたちにはそもそもコミュニケーションがとれないという特徴がある、というアメリカのDSMからそのまま引用したような話がまかり通っています。

私がよって立つ精神分析という心理療法には、難しいとされるクライアントやコミュニケーションがそもそも取りづらい人や子どもに、チャレンジングにかかわっていこうとする先人たちがいて、とてもインスパイアされています。自閉症にもこころがあるし、うつ病や統合失調症のひとたちにもこころがあります。もちろん、薬理学的な点からの理解も重要で、お薬が効く側面は多大です。

ですけどね、言っていまえばSSTだとかTEACHだとかで、彼らを訓練の対象に貶めてしまうことには引っかかりを感じます。もちろん、いいトレイナーもいますよ。それはわかっているし、彼らについてはレスペクトしています。けどね、間違う、なんちゃってセラピストも多いんです。気をつけましょう。


今日のクライアントは、20の男の子です。なんだか、毎日がうまくいかないみたいです。お話を聞きながら、うなずくしかないんですが、今日はしんみりしました。明後日から職業訓練に行くとのことですが、落ち着いて、焦らず、プレッシャーに対して平静に、臨んでくれたらいいなあと思っています。