久しぶりに元夫と1時間半も電話で話しました。
おそらく、精神的にほかに頼る人、話せる人間がいないときに元妻の私にかけてくるのかな、と。
案の定、彼女とあまりうまくいっていないと言います。
実母の介護も待ったなしの状態のようです。
再婚も全く考えていないわけではないようですが、「したいと思わない」と言います。
したくない理由として、「離婚してから心がなくなった」と言われ私はショックを受けました。
確かに私も離婚の傷跡がなかったわけでは当然ありません。
でも私には、当時6歳と3歳の娘が二人おり傷跡云々言ってられない状況で、
立ち止まる時間もなければ体力も気力もゼロでした。
考える時間が、私には幸いなかっただけなのです。
その間、元夫には、愛娘たちと引き離されて考える時間だけが残されたのです。
私はついこの前、元夫にその言葉を言われるまで気づきもしなかったのです。
私には、娘たちが保育園の帰りに歌ってくれる「勇気100%」と「虹」がいつも支えてくれてました。
おかげで今もその2曲は大好きでいまだに聞くと泣きます。
離婚しても娘たちと一緒に暮らせる幸せ。
娘たちの成長をそばで見守れる幸せ。
まともに一緒に過ごす時間もないのに、「お母さん大好き」と言って笑顔を向けてくれる娘たち。
私にはもったいない娘たち。いつもそう思って生きてきました。
その反面、心のどこかで「シングルマザーになって私は大変」と思い上がっていたのです。
そのことに、離婚して8年たった今になって気づくとは。私も大した大バカ者でした。
娘たちと引き離されて家族を失い悩み続ける元夫の心の内を、考えてるふりをして本当は何も考えてなかった。
そばにいない娘たちのための学費のための保険を、ずっと払い続けてくれている元夫。
私はなんて恵まれたシングルマザーなんだろうと、なんて己惚れた母親なんだろうと自分で自分が嫌になりました。
最低だ…
元夫と夫婦であったはずなのに、本当に私は自分のことしか考えていなかった。
離婚する前も、離婚した後も。元夫は、私と離婚して大正解でした。
元夫には、心から幸せになってほしいと思っています。私ではない誰かがきっと彼と彼の母親を幸せにしてくれる。
そう思っています。でも再婚に前向きになれないでいる元夫。
私にできること…贖罪ではないけれど、離婚するときやり残したことがあるのは自分でもわかっています。
今がその時ではないかと悩んでいるところ…。やり残したことをちゃんとしたら、彼は再婚に前向きになれるだろうか?と。
そんな思いで何か自分を変えたい、すっきりしたいというこれまた独りよがりな思いから、
今日美容室でバッサリ髪を切ってもらいショートヘアにしてきました。
こんなことで何か変わるわけではないことわかってるけど、気持ち前向きたくて。
どこまでも私は独りよがりだな~