ほとんどの男性は長時間の技術を嫌います。
ここが女性と違う性質です。
女性は奇麗になるためなら長時間が苦に感じないのですから。
でも男性はそうはいかないのです。
私は長年、少人数制の講習を月に2回くらいさせて頂いてます。
いつも口癖のように言っているのは、「丁寧に早くを心掛ける」
今回は若手中心の部分矯正の指導でした。
この技術は、シャンプーに始まり、薬液塗布~シャンプー~ドライ~保護剤塗布~アイロン~
2剤塗布~シャンプー~セットで終了(理容室ならお顔そり+エステも入る)
これだけ長い工程がある技術を丁寧に素早くしていかなければなりません!
スタイリストや店長クラスになると経験が豊富なので段取りよく作業を進めるのも簡単でしょう
しかしデビューして間もない若手には厳しい内容です!
薬剤が髪の毛に浸透し効果が出ているかの判断だけでも難しいですしアイロン技術については、左手でコームを持ち均一なスライド幅で髪の毛を引き出し、右手でアイロンを操作する。
これは思ったより大変な作業です。
どうやったら早くできるのか、1番は練習ですが、それだけでは限界があります。
この場面はこうした方が効率的だよ、ここはこれを使った方がやりやすいよなどの
アイディアアドバイスを細かくするのが私のここでの役割です。
15年前くらいから縮毛矯正を真剣に勉強しました。アイロンは得意な方でした。
アイパーに始まりパンチ、ルートパーマ、など何でもやってましたから。
でもストパーや縮毛はしたことがなかったので、同じアイロンならと凄く興味と情熱を持ったのを今でも覚えています。
私も初めは沢山の講習会に参加させていただきました。まずは県内講師が指導する講習会に2回くらい参加したのですが、満足できなかったので東京、大阪、名古屋でこの道で有名な指導者の講習会に参加するようになりました。このころはお金もあまり使えなかったので夜行バスで長距離を移動していて大変でしたが、得るものは大きかったです。
もちろん練習も沢山しましたよウイック相手に日々2時間は最低してました。
この技術にハマると薬剤オタクになるんですよね!
サラサラさせるためにアニオン&カチオンなどのコーティング剤など減益調合で自分で作ってましたね~。楽しかったの覚えてますよ!
しかし数年後に岡山のドSさんに出会い考え方を少し変えましたね~
彼の考え方は正論過ぎて衝撃でした。理美容界の革命家ですね。
「髪の毛とのキャッチボール」素敵な言葉です。
まあそんなこんなで、現在は若手育成プログラムに力を入れています。
この業界で若者が一番大切だからです。
彼らの頑張りしだいでこの業界の未来がかかっていると言えますからね。
ほんとに大切なんです。
「この業界メチャクチャ厳しい現状なんですよ・・・」
それでは、今回の部分縮毛矯正です。
オシャレになりましたね!
そうそう今回は松前で講習だったので、帰りに長浜線で下灘駅の菜の花を観に立ち寄りました。
見ごろですので興味がある方はいかれてみては。