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ショロトルはアステカ神話の金星の神。
アステカの太陽神話では、太陽がいくつもありショロトルは5番目の太陽(現在の太陽)を創造した際に登場します。

「太陽には強い光で世界を照らすためのエネルギーを与えなければ行けない。」そう考えたアステカの神々は自らが犠牲になって太陽のエネルギーとなり太陽を創造しました。
その中のひとり、ショロトルという神も太陽の犠牲になるよう要求されたのですが、彼は犠牲になる神々をみて思ったのです。たかが太陽のために命を捧げるなんて、なんてくだらないんだろう…。

「僕は絶対に嫌だ」

そして、何がなんでも逃げ切るために、サンショウウオの姿になり水の中に潜って逃げ回ったのでした。そんな彼を尻目に他の神々は次々と太陽に身を捧げ、そして何十何百という犠牲の上に太陽は完成したのです。
結局、参加しなかったのはショロトルただ一人でした。

ショロトルは自分のおかれた状況に気づきました。「なんということだ。仲のいい神々が死んでしまった。」
一人取り残されたショロトルは、あまりの寂しさに泣き始めました。その泣き方があまりに激しかったために、涙といっしょに目玉まで流れ落ちてしまったのです。

彼はその外見もあいまって、「不幸の神」というありがたくないポジションに着くことになり、今では日没のために太陽(かつての同胞たち)を闇に押し込めたる役目をしているそうです。