http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500079&g=pol

 

与野党幹部は25日のNHK番組で、26日の臨時国会召集を前に議論を交わした。民進党の幹事長は憲法改正論議に関し、「国民の権利を軽んじている」として、自民党の憲法改正草案の撤回を要求。これに対し、幹事長は「すぐさま撤回するつもりはない」と拒否した。
 野田氏は自民党草案について、「まず撤回をしてもらうところから始めないと議論は進まない」と強調。共産党の書記局長も「緊急事態条項で事実上、戒厳令が敷ける。ひどい中身だ」と指摘した。 
 一方、環太平洋連携協定(TPP)に関して、二階氏や公明党の幹事長は「情報開示を積極的にやって承認が得られるように努力する」と述べ、今国会で承認を期す考えを示した。首相当時に交渉参加を決めた野田氏は「勝ち取るものを勝ち取っていないし、守るべきものを守っていない。現行協定案に賛成するわけにはいかない」と反対を表明した。
 共産、社民、生活各党も臨時国会でのTPP承認に反対する考えを示した。(2016/09/25-17:03)