米倉経団連会長、安倍氏にかみつく 消費税増税への慎重発言に「自民党総裁としてどうか」

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121210/biz12121017540011-n1.htm


2012.12.10 17:53 銀行・金融業界

経団連の米倉弘昌会長


 経団連の米倉弘昌会長は10日の会見で自民党の安倍晋三総裁が9日のテレビ番組で消費増税に対し「何がなんでも上げるというわけではない。


景気動向をみたうえで」と消極姿勢をみせたことに「自民党総裁としてふさわしい発言か」と苦言を呈し、「もっと力強く、消費税を上げて経済も活性化するんだという意気込みを見せてほしい」と注文した。


 また環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加表明をしていない野田佳彦首相にも「日本だけがモタモタしている。がんばってもらいたい」とエールを送った。


 各世論調査で衆院選で自民党が過半数を占めるという結果が出ていることには「コメントは差し控えたい」としている。


 また北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルの発射予告期間が始まったことについて「残念でしかたがない。


国家として国際ルールは守るべきだ」と強く非難した。


そのうえで「(人工衛星といわれているが)実態的にはそうじゃない可能性が強いので(発射は)慎むべきだ」と強調した。