http://www.asyura2.com/09/warb2/msg/457.html


アフガニスタンの首都カブール(カーブル)は、米国が2001年に激しく侵攻したことで知られる都市です。

米軍の激しい空爆を受ける前にも、1979年のソ連による侵攻や、紛争、民族運動など激しい戦闘が続きました。

しかしながら、度重なる激戦によって荒廃してしまったカブールも、かつてはとても美しい場所だったようです。

40年前と今を比べた写真のあまりの変貌ぶりが、大きな反響を呼んでいました。

40年前のカブール

現在のカブール

かなり衝撃的な写真です。

この2枚の写真に対する海外サイトのコメントを抜粋してご紹介します。

・tineye.comによると40年前の写真はパグマン・ガーデンだ。

・ワオ。ただワオ。どうしたら美しいものをこう破壊できるのだろう。

・簡単さ。内戦さ。

・戦車と大砲さ。

・過激派の宗教のとらえ方さ。

・人間の業さ。

・言いたくないが、ロシアがスタートさせたんだ。さらにアメリカが武器やらなんやらを送り込んだんだ。

・悲しいね。

・断続的な30年の戦争が招いた結果だ。

・マジで誰のせい?

・アフガニスタン人のせいさ。ウィキペディアにアフガニスタン紛争のことについて書いてある。

・何が起こったかわかっていない人たちに言っておくと、これはアメリカ侵攻の結果ではない。911の前に宗教過激派たちが政府をコントロールした結果だ。最初の写真はその前のもので、女性がスカートを履くことを許されていた時代のものだ。

・40年前のデトロイト vs 今日のデトロイト の比較はまだなのか?

・タリバン、ロシア、アメリカを非難する前に、これは貧困の結果と言うことも考えられないかい。アメリカのいろんな都市で似たような写真が撮影できるよ。僕の祖父はかつて裕福で美しい街に住んでいたが、今ではアメリカでも最悪で貧困な町になっている。そのカブールくらいひどいよ。

・どんなひどい場所も一度はきれいな場所だったんだ。ベイルートがいい例だね。

・20年経つと、似たようなドバイの写真が出来ているだろう。

この現実自体を非難するよりも、未来への警告とも言えるコメントが目立っていました。

美しい場所を守るのは思っているほど簡単ではないようです。

日本の美しい風景も将来荒廃することの無いよう教訓としたいところです。

Kabul 40 years ago vs. Kabul today.

アフガン、たった一人の生還
posted with amazlet at 09.12.30
マーカス ラトレル パトリック ロビンソン
亜紀書房
売り上げランキング: 37838

おすすめ度の平均:
ボブ・リー・スワガー サーガが好きならば
読み応えのある作品でした
ものすごい緊迫と臨場感に圧倒。これが、真実とは!!

Amazon.co.jp で詳細を見る関連記事
火の粉を散らす米軍ヘリコプターの不思議な現象…アフガニスタン
「国民をコントロールする方法」という格言に大きな反響
あわてて飛びだしパンツ姿でタリバンと戦うアメリカ兵がニューヨークタイムスの1面を飾る
アフガニスタンやウズベキスタンの「スタン」ってどんな意味?
戦争を止めるため、パプアニューギニアの女性たちが男の赤ちゃんを全て殺害
本当はこんなに美しいレバノン…イメージがガラッと変わる絶景
自分をタリバンだと思うとき…!?