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【フアヒン西尾英之】

一連のASEAN関連首脳会議出席のため23日夕、フアヒンに到着したカンボジアのフン・セン首相は記者団に「タクシン・タイ元首相を経済顧問として迎える用意がある」と語った。

これに対しタイのアピシット首相は「フン・セン首相はASEANの目的を考える必要がある」と述べ、地域協力機構であるASEAN会議を前にした首相の言動を非難。

元首相をめぐる両国の対立は、ASEAN全体の協力関係にも影を落としかねない情勢だ。

フン・セン首相は「(06年の)クーデターがなければ、タクシン元首相がタイを離れることはなかった」と述べた。

さらにミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさんと比較し、元首相も迫害の被害者との見方を示すなど、発言をエスカレートさせた。

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毎日新聞 2009年10月24日 東京朝刊