http://www.asyura2.com/09/social7/msg/470.html


静岡労働局が2日発表した8月の県内有効求人倍率は0・38倍(季節調整値)で前月と同じだった。

17カ月ぶりに下げ止まったが、同局は「求人状況が回復しておらず、反転する材料は見いだせない」と話し、今後も厳しい雇用状況が続くと分析している。

 新規求人数は1万2296人で、対前年同月比35・7%減少した。

これに対し、新規求職者数は1万5715人で同26・6%増加した。

地域別の有効求人倍率(実数値)は東部が0・41倍、中部0・42倍、西部が0・30倍だった。

 業種別の新規求人状況では、製造業が前年同月比64・5%減と落ち込み幅が引き続き大きかった。

製造業の中では電気機械器具が83・3%減、はん用機械器具が82・3%減と、機械関連業種で大幅減少した。

 一方、契約満了に伴う「雇い止め」は9月18日現在で9666人で、前回調査時(8月18日)より175人増えた。

「派遣」が66・2%、期間工などの「契約」が16・1%を占めている。

【松久英子】

【関連記事】

失業率:8月5.5%、前月比0.2ポイント改善

高校求人状況:有効倍率0.71倍 4年ぶり1倍割り込む

失業率:過去最悪5.7% 有効求人倍率も最低更新…7月

e株リポート:特集 日本リセット13の論点

日本が変わる:最低賃金引き上げ 「800円」攻防必至

毎日新聞 2009年10月3日 地方版