http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/120.html


初当選から一夜明け、読売新聞のインタビューに答える中川智子市長(宝塚市役所市長室で) 兵庫県宝塚市の出直し市長選で初当選した中川智子市長(61)が20日、読売新聞のインタビューに応じた。公益通報制度を利用した市役所内のチェック機能強化など、汚職防止に取り組む姿勢を改めて強調。さらに、市民の目線で「宝塚再生」に必要な施策を打ち出したいと決意を語った。

 中川市長はまず、2代続いて市長が逮捕される事態になったことについて、「個人の資質もあるが、業者の立場で動いた結果だ」と分析、外部の弁護士や学者らによる外部調査委員会を設置し、問題点を洗い出す作業を進めるとした。

 自身については、「これまで福祉、教育の充実に力を入れており、(業者とは)何のしがらみもない」と述べた。また、衆院議員時代に、被災者生活再建支援法や身体障害者補助犬法などの制定、薬害ヤコブ病、ハンセン病の問題解決に深くかかわった経験を挙げて、「弱い立場の人のために取り組むという姿勢を忘れない」と話した。

 この日の記者会見でも福祉施策の充実を訴え、「悪法とされる障害者自立支援法の廃止を求めるため、今後、何らかの形で、宝塚からメッセージを出したい」と力を込めた。

(2009年4月21日 読売新聞)