<夜間離着陸訓練(NLP)>神奈川県と7市が中止要請(神奈川新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/598.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 5 月 12 日 11:48:56: KbIx4LOvH6Ccw

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiimay0705nlp/  から転載。

NLP神奈川県と7市が中止要請

在日米軍・防衛 2007/05/12  

松沢成文知事と在日米海軍厚木基地関係七市(大和、綾瀬、藤沢、相模原、海老名、座間、横浜)の各市長は十一日に連名で、同基地で十四、十五日に予定されている米空母艦載機のFAホーネット戦闘攻撃機による夜間離着陸訓練(NLP)を中止するよう強く求める要請書を在日米海軍や外務省などに提出した。

 要請書は、十日に実施された戦闘攻撃機によるNLPを受け、日ごろから騒音被害に苦しめられている多くの住民にさらに苦痛を与え、絶対に容認できないとしている。

 トーマス・シーファー駐日米大使、在日米軍司令官のブルース・ライト中将、麻生太郎外相、久間章生防衛相、北原巌男防衛施設庁長官らあてに提出。県と七市の基地対策課長らが関係機関に要請書を持参するか、郵送した。

 大和市の大木哲市長と綾瀬市の新倉正治副市長は同日、防衛施設庁、防衛省、外務省を訪問。外務省では梅本和義北米局審議官らと面会し、「中止要請にもかかわらず実施されたのは到底容認できない」とする要請文を手渡した。梅本審議官は「来週のNLP中止に向け、最大限の努力をしていきたい」と述べたという。

 相模原市の加山俊夫市長も同日、横浜防衛施設局(横浜市中区)を訪れ、「騒音の軽減を求める市民の声を踏みにじるもので大変遺憾」として、すべての訓練を硫黄島で実施する調整を米側と行うよう、高見沢将林局長に要望した。

 厚木基地周辺の騒音解消を求めて活動する市民団体「厚木基地爆音防止期成同盟」(爆同、鈴木保委員長)のメンバーは同日午後、座間防衛施設事務所を訪れ、NLPの中止を要請。鈴木委員長(81)の「これ以上の騒音にはとても耐えられない」などとの抗議に対し、成田数男所長は「わかりました」などと応じたという。

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で十日夜行われたFA戦闘攻撃機などによる夜間離着陸訓練(NLP)に対し、県や周辺八市に寄せられた騒音苦情が百五十件を超えたことが十一日、分かった。

 県基地対策課によると、NLPが行われた同日午後六時すぎから午後十時までの間、県と大和、綾瀬、藤沢、海老名、相模原、座間、横浜、町田の各市に計百五十一件の苦情が寄せられた。

 特に騒音が激しかったとみられる基地南側の自治体への苦情が多く、藤沢市には四十七件、綾瀬市には三十八件。基地北側の大和市には三十二件だった。