あの夏のルカ 2021 96分
45点

シーモンスターの子供が陸に上がって
友達をつくる、、



ピクサーの24作品め長編映画です

シーモンスター
つまり魚人が人間と仲良くなれるのか
という
差別偏見撤廃、共存共栄みたいな
今っぽいテーマを横軸に

縦軸には
人間の友達と一緒に何かを成し遂げる的な
スポコン展開になっているんですが

横軸も縦軸も
なんか全然イマイチだったなあという
感想です



まず
ごめんなさい
順序いれかえて

縦軸からなんですが

魚人が人間の姿に化けて
魚人とバレないように人間の友達と
仲良くなってあるレースに一緒に出て
勝つために練習する

ってことなんですけど

この映画は練習よりも
バレるバレないってほうに力を
めちゃくちゃ入れてて
練習描写が適当なので

本番のレースが全然燃えないっていうね

あの坂道、練習じゃ乗り越えれなかったけど
本番で頑張ってクリアできた

みたいなカタルシスはほぼ無く
終始バレるバレないで
ガチャガチャやってるので

まずエンタメの推進力が弱いです


横軸
偏見差別的なテーマも

言いたいこと色々あるんですが
一言で言うと、解決が安易だなと。

あれだけ
漁業の町とシーモンスター
っていう対立構造敵対構造を
煽っておきながら

解決方法がとにかく陳腐なんですよ

たとえると
万里の長城、
姫路城とかなんでもいいんですけど

そういった長い歴史があるうえで
強固に作られたものが

ビー玉投げたら全部壊れちゃった的な

そんだけで全部壊れちゃうの?

それだけで差別や偏見てなくなるの?

子供だましなオチにかなりがっかりしました


友達だと思ってた人が魚人とわかったら
そりゃめちゃくちゃ怖いですからね

そこの
もし自分の友達が魚人だったら
受け入れられるか

ってとこの説得力があまりにも弱くて
まー、ショーもないなって感じでしたね


うーん
最近のピクサー
個人的に全然だめなんだよなあと
再認識させられた
イタリア魚人伝説友情物語、映画でした〜