いきなりですが「子の日」の❝子❞は十二支の子。つまりネズミのことです
そこで、子の日とは直接関係ないのですが、この「子」にまつわる神様について本日は述べてきたいと思います!
ところでどうでも良いことなのですが、「子の日の❝子❞」って逆から読んでも「ねのひのね」ですね(笑)
子神社
子ノ神社・子野神社、または根(ノ)神社とも。
東京堂出版の『神社辞典』によると、神奈川県に22社、静岡県に21社、山梨県に15社、千葉県に10社あるそうです。
因みにグーグルマップで「子神社」と入力すると以下のような感じになります!

上二つですが、左は群馬県館林市の「子ノ権現神社」。右は茨城県古河市の「子ノ神社」になります。
中には子神社ではないものもありますが、確かに千葉・神奈川に固まっておりますね。
主祭神は基本的に大国主命。
『記紀』にも出てくる葦原中国の神様で、出雲神話の「因幡の白兎」にも登場するので比較的有名な神様なのではないでしょうか。
中世以降、神仏習合の影響により大黒天と同一視されている神でもあります。
では何故、子神社に大国主命が祀られているのか。それについては次章でまとめていきたいと思います。
大国主命とネズミ
結論から申し上げますと、ネズミは大国主命の神使という位置づけだからです!
これは『古事記』に書かれている、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が大国主命に課した試練のお話に由来します。
物語は「因幡の白兎」のあと。大国主命(この時はまだオオナムヂ)は兄弟の八十神たちに何度も殺されかけます。というより殺されます・・・
兄弟が怒った理由は一言で申すと嫉妬。「八上比売という女神に求婚したのですが、選ばれたのは大国主命でした」というお話。
まずは焼いた大岩で轢き殺し、時に木の割れ目に誘い込みはさみ殺し・・・その都度、母神が貝の女神を遣わして助けていたのですが、流石に限界を感じたのでしょう。母神曰く「紀伊国へ逃げなさい」と💨
しかし兄神たちは追ってきます。。
そこで次に逃げた先が、根之堅州国(ねのかたすくに)。根の国、です。
そこで須勢理毘売(スセリビメ)という女神と出会い一目ぼれし、両思いからの・・・結ばれます
この恋こそが運命の分岐点だったのです!!
さて、スセリビメ。彼女を娶るために彼女の父神さまにご挨拶をしなくてはなりません。
その方こそ、大国主命の祖先神でもある素戔嗚(スサノオ)尊でした
スサノオは大事な娘にふさわしい男神か見定めるために数々の試練を与えます。
ムカデと蜂、時に蛇のいる部屋に入れさせられましたが、スセリビメの協力で乗り越えます。
そして次の試練こそが本題であるネズミが関わってくるのです!
「この鏑矢を取ってこい!」そう言いながら矢を放つスサノオ。
その矢を取りにいく大国主の周りに火を放ちます・・・🔥
万事休すなこの状況を救ってくれたのが、まさかのネズミさん
「内はほらほら、中はすぶすぶ(入り口は狭いけど、中は広い空洞だよ!)」
こうして(ネズミの洞穴のおかげで)火を回避できたオオナムヂ(大国主)。
この後、スセリビメと逃避行し(去り際にスサノオにも認められ)、兄たちにもリベンジします♪
そしてここからオオナムヂではなく、大国主として葦原中国の平定に奔走していくことになるのですーーー
長くなりましたが、、、要するに大国主命を救ったのがネズミだったので「ネズミ=大国主命(大黒天)の神使」となったということですね(*^▽^*)
余談ですが、ネズミは❝根住み❞だからネズミ、という説もあります( ´ ▽ ` )ノ
甲子の日の祭(縁日)
子の日・・・つまり、ネズミの日。
ネズミは大黒天(大国主)の神使なので、子の日=大黒天の日と考えられるのでは。
特に甲子の日!甲子は干支の始まりということで縁起が良い♪
ということで「甲子の日=大黒天の縁日」となっております
そのため、大黒天を祀っている神社仏閣では60日毎「甲子の日」に縁日(祭)を催している筈です(゜-゜)
特に旧暦十・十一月または新年初の甲子の日に行う寺社が多いようです。
黒豆飯や二股大根をお供えし、商売繁盛や子孫繁栄などを願い祈ります。。
所によっては「子待(ねまち)」と言って子の刻(PM11時~AM1時)まで起きて仲間と語らう(講)こともあるそうです。
是非足を運んでみて下さい♪
尚、この甲子の日の祭りのことを「甲子祭」「子祭り」と呼びます。
因みに次回の甲子の日は、今年(2024年)の12月26日となっておりますので、願い事のある方は是非!!!
おまけ(子ノ権現)
子ノ聖という、子年子月子日子刻にご生誕されたと言われている紀伊國のお坊さまです。
埼玉県飯能市にあります大鱗山天龍寺に祀られているのですが、足腰のご利益があるということです。
先に触れた館林市の子ノ権現神社も足腰にご利益があり、且つ祭神は大国主命とのことですが、これは恐らく子神社と子ノ権現とが神仏習合した結果なのではないでしょうか。鳥居も神仏習合の神社にありがちな両部鳥居でしたしね。
結び
埼玉県川口市に子日神社(子日宮)という神社があります。
主祭神は大国主命のようですが、元々は「子聖権現」とあるように本来は上記の子ノ聖を祀っていたのではないかと思っています。
というのも、こちらの神社も足腰にご利益があるようなのです。
私自身がランナーということもあり、一度訪れてみたいなと思いました。
ではでは☆