【胸・背中の種目のように胸郭を広げるタイプの呼吸法】についてご紹介します。
次回に予定している話と合わせると、(やる・やらないは別として)どのようにすべきかという指標が見えくるかと思います。
上写真のどの種目も【肩甲骨の内転のコントロール】が必要です。
【肩甲骨の内転のコントロール】とは、『バックアーチをしっかり作って胸郭を広げ、肩甲骨の内転をしやすい状態にする』『肩甲骨を固定しないで、動きに合わせて自然に寄せる』『肩甲骨の内転・下制をキープ』などを指します。
前回までのブログで、その理由や方法について解説しました。
今回の話に関係のある肩甲骨の内転にフォーカスしながら、今までのおさらいしましょう。
関係のある文章に緑字・アンダーバーで示し、わかりやすくなるような努力をしています。
肩甲骨の動きです。
姿勢によって肩甲骨が動きやすかったり、動きづらかったりします。
具体的には、
猫背は肩甲骨の外転がしやすく腹筋優位(内転がしづらい)『上左写真・下左写真』
鳩胸は肩甲骨の内転がしやすく背筋優位(外転がしづらい)『上右側写真・下中央写真』
です。
肩甲骨の内転がしやすい『鳩胸』は、背中に反り身が入り、胸郭が広がっています。『上中央写真』
胸式呼吸の吸息時(息を吸う)の動き『上左図』とマッチングします。
ですから、私が提唱する【胸・背中の種目の呼吸法】(怒責を基本としている)は、
①胸式呼吸で大きく吸って背中を反らし、胸郭を広げて、肩甲骨が内転しやすい姿勢を作る。
②姿勢が決まったら、その姿勢のまま身体を固める。
③息を止めないように、かつ姿勢が崩れないように呼吸をする。
解説です。
①これから行う種目に適した姿勢を作ると言う事です。(次回予定の話と繋がります)
②『ウェイトを支えなればならない種目』や『体幹が動く事が望ましくない種目』では、という事です。
肩の種目ですが『バックプレス』は、肩甲骨の内転を強要される種目ですから、今回の呼吸法が通じます。(第25話・第26話でなぜバックプレスで肩甲骨の内転が必要かについて解説しています)
『バックプレス』がイメージしやすいと思います。
単純に、しっかり体幹を固めないと背骨がやられます。
③
呼吸を止めないようにと言うのは、酸欠・血圧上昇を防ぐためです。
怒責(どせき)といっても完璧に止めている訳ではなく、恐らくほとんどの人は、息をグッと止める寸前くらいで、『ストローから力強く呼吸をする』ような感じで、呼吸をしているはずです。
『力強く作ったその姿勢を崩さない範囲』で呼吸をします。
姿勢を崩さないように呼吸をしようとすると、否が応でも浅い呼吸になると思います。
逆に言うと理想は、『姿勢を崩さない範囲で、できるだけ呼吸をしっかりする』という事です。
『姿勢を崩さない範囲で呼吸』とはどういう呼吸でしょうか?
前回ブログ『第29話・ウェイトトレーニングの呼吸法について』より
ウェイトトレーニングにおいて、『腹式呼吸』は胸郭を固定した状態で横隔膜を動かす呼吸方法である(上左図)とお話をしました。
今までの話と合わせると、
姿勢を崩さない=体幹を固定する=胸郭固定
となり、『腹式呼吸』と結論付けられます。
【呼吸のタイミング】は、一番力を入れなくて良いポジションが基準になります。
なぜなら、単純に力一杯やっている時は呼吸がしづらいからです。
ゆえにスタートポジションが基準です。
①スタートポジションで、姿勢を崩さないようにすばやく腹式呼吸をする。
②息を止めているがちょっと漏れ気味の状態で、ウェイトを挙げて降ろす(降ろして挙げる)。
という方法で落ち着くと思います。
今までの長い話を集約します。
『胸郭の動きにあわせたフォームで、胸式呼吸で息を吸った姿勢をキープしながら、力を入れる時に息を止め、腹式呼吸で呼吸をする』となります。
これが5つの呼吸法(第29話)を『1つの法則』でまとめた呼吸法です。
理屈っぽい感じですが、こういう話をした記事を読んだ事がないので、ひょっとすると自分がお初になってしまうかも知れないので、筋が通る様に書く事を優先しました。
これから、更に見やすいように文章を替えたり、写真や絵を入れていきます。
この関連にはまだお話したいネタが残ったままになっているので、それを織り交ぜて呼吸法続編を掲載予定です。













































































