今日は、「デ・キリコ展」を見に久しぶりに上野に。
パンフレットによると、「「形而上絵画」と名付けた1910年代の作品はサルバドール・ダリやルネ・マルグリットといったシュルレアスムの画家をはじめ、数多くの芸術家に衝撃を与えました。」と、ありますが、そもそも「形而上」って何?
デジタル大辞泉によれば、
1 形をもっていないもの。
2 哲学で、時間・空間の形式を制約とする感性を介した経験によって認識できないもの。超自 然的、理念的なもの。
だそうだが、わからんわ~。
まあ、言葉の不可解さはさておいて、作品を見ていくと途中で、「この人楽しんでるな」って感じがしてきた。最近のコンセプチュアルな現代アートのように、何か深淵な問いかけをされているわけではなく、キリコ本人の関心や好奇心のままに生み出されたような感じがしてきた。
晩年の「「新」形而上絵画」も、過去に使ったお気に入りのモティーフを自由に組み合わせて新しく作り出した作品は、アニメやイラストのようでもあり溌溂とした感じがしました。
やっぱり美術展や大きな写真展は最低2時間はかかりますねえ。
最近ずっと家にいたので足が弱くなったかなあ。
少しだけ上野公園を散策して帰りました。