ブランクーシ 本質を象る | 一日一花

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花や写真などその日気になったことの記録

今日は、東京京橋にある「アーティゾン美術館」へ。昔のブリジストン美術館だ。
絵画の場合は、印象派だとかキュビズムだとか、その絵画の一端を流派で説明できるんだろうけど、彫刻というのは、流派があるのかな。今日のブランクーシは、抽象彫刻といいうのかな。
昔は、抽象絵画にしても、こういう彫刻にしてもよくわからなくて、美術館に行っても1時間足らずで退館してたと思うけど、最近は、何もわからなくてもこういう空間にいることが心地よくなってきた。
特に今日は、展示されている作品が写真の被写体としてもおもしろいなと思った。ブランクーシは、かのアルフレッド・スティーグリッツが彼の作品を写した写真を見て、「写真としては美しい、だがこれは自分の作品を再現してはいない」と言ったそうで、それで自分で自分の作品の写真を撮るようになったのだとか。
素人の私が考えても、三次元で世界を作っている作品を二次元世界の写真で余すことなく表すのはほとんど無理と思うんですけどね。
 
帰りにミュージアムショップに寄って、図録と「接吻」の絵が描かれたゆらゆら揺れるグラスを買って帰りました。
久しぶりにウイスキーなどをゆらゆらと飲むのにいいかもしれません。