先週、テレビで放映されていた「東京タワー」。江國香織さんはとても好きだし、いまの私が一番共感できそうな本なのだけど………実はあまり共感できない。


なんていうのか、大人すぎるの。

屈託なく関係を持ってしまうところとかも、現代的すぎるというのか。


私のいまの心境に近いのは「アンナ・カレーニナ」。18世紀くらいのお話に共感するなんて、ちょっと感覚が古すぎる気もするけど………。


ずっとカソリックの学校に通っていたからなのだろうか、関係を持ってしまった後に「神様、お許しください」というところなんかに「わかるわかる」と思ってしまうのです。自分の行く末にも、アンナみたいな破滅が待っているのかな………。


他の方は「東京タワー」を読んだり観たりして、どのような感想を持つのでしょうね??共感できるところって、ありましたか??

早くも情緒不安定っぽい行動に走っている………。


昨日はさんざん反省したというのに、それに反して行動は暴走していて。今朝、夫がジムに行くと聞いて、その間にSくんに会いに行ってしまった。


Sくんの家はしらないけど、最寄り駅は知っていた。往復で1時間くらいでいってこれる距離。ジムから戻ってくるのはいつも1時間半くらいだから、10分くらいしか会えないというのはわかっていたんだけど…。


電話をしたらSくんはまだ眠っていて、少し驚いていた。


私「10分だけ会ってほしいんだけど…。そっちへ行ってもいい?」

Sくん「何かあったんですか?」

私「顔を見たくなっちゃって。」

Sくん「10分しか時間がないんですか?」

私「うん……。駅まで行くからお願い。」

Sくん「わかりました。●●駅の辺りにきたらメール送ってください。」


電話では寝起きだったからか、ちょっと不機嫌そうな声だった。でも駅の改札のところで待っていたSくんは普段どおり朗らかな様子だった。


私「朝っぱらから本当にごめんね。」

Sくん「いえ、でも良くない話をされるわけではないですよね?」


良くない話というのは、きっと昨日のことを撤回する……といったことなのかな。


私「わがままを言ってもいい?」

Sくん「内容によりますけど…。」

私「ぎゅーーってしてほしい。」

Sくん「それならOKです。でもここではちょっとできないですよね。」


私たちは近くの水路へ行った。住宅街の中だし、朝早かったから人も少なかった。


Sくん「何か嫌なことがあったんですか?」

私「いろいろ不安になってきたんだけど、ぎゅーっとされたら安心できる気がしたから。あったかくて、すごくほっとする。」

Sくん「あと5分くらいで帰ってしまうんですよね。」

私「ごめんね………。急にきて怒っている?」

Sくん「怒ってはいないけど……帰ったあと、もんもんとしてしまいそう(笑」

私「………。明日から新人さんも配属されてくるし、しっかりしないとなぁ…。リーダー役って苦手なんだよなぁ。」

Sくん「いいリーダーだから大丈夫ですよ。」

私「うん。なんか元気になってきた。そろそろ帰らないと…。」


Sくんから体を放したら、またぎゅっとされてキスをされた…………。私は体中の力が抜けそうだった。Sくんは私の最寄り駅まで送っていくといってくれたけど、気持ちを落ち着かせたかったから断った。


これまで、自分の家が一番落ち着く場所だったのに………。いまではSくんの腕の中が一番落ち着く場所になってしまった。

今日の出来事をいろいろと冷静に考えてみた。好きでいるだけというと、聞こえはいいけれど、いいかえたらいま楽しければそれでいいってことなのだと思う。責任とか信頼とか。そういうものをすべて捨ててしまうということ……。

私がいままで大切にしてきたもの、培ってきたもの。好きという気持ちを伝えることで、そういうものをすべて代償にしようとしている。

携帯のメールにSくんからのメールが届いた。愛情にあふれたラブレター。でも、私はそれを何度も読み返し、削除した。夫に見られてしまうのがこわかったから。

私は、こういう作為的なことに向いていないなって、そのとき痛感した。あまり嘘をつくのが上手ではないし、思ったことを素直に口に出してしまいすぎるから。

少しの間だったけど、Sくんの唇や胸のぬくもりは本当に私にあっていた。毎日をすごすなかで、少しずつつもりつもっていった、不安や恐れがどんどん溶かされていく感じ。体中の力が抜けるみたいに、心の底からほっとすることができた。

このまま彼と一緒にいられたら、私はとても幸せだろうと思う。でも、ずっと一緒にいたいと思うと同時に、私は自分の地盤にある生活を失う恐怖におしつぶされそうになる。夫は結婚は私にとってとても大きなものなのだと痛感せざるを得ない。

自分の体が二つに分かれて、別の人生を歩めたらいいのに……。そうしたら、私は迷わずSくんと生きていく。それが無理なら、せめて何もかも失ってもいいと思える勇気があったらいいのに……。

Sくんが会社へきた。休日出勤している人がちらほらいたから、一緒に外へ出た。会社から数分歩いたところに、ちいさな公園…というか休憩スペースがある。オフィス街だからベンチと花壇と桜の木があるのみ。普段はそこでご飯を食べている人とかいるけど、今日は休日だから人が全然人がいなかった。私たちはそこで話をした。

私「ごめんね、変なメールを送って。」

Sくん「風邪を引いていないならよかったです。」

沈黙…………。

Sくん「会社にきたのは、なんでメールを送ったのか聞きたかったからです。」

私「………風邪をうつしたかったから。…………ごめん、また、じょうだんデス。」

しばらく沈黙がつづいたあと、Sくんに、またチューーーとされてしまった。

私「ごめんね、結婚しているのに。ひどいことしているよね。」

Sくん「いや、ひどいことしているのはこっちだし。」

私「いまは、頭がごちゃごちゃしてて、好きでいることしかできないんだけど。」

Sくん「それはこっちも同じなので…。無責任な言い方かもしれないけど。でも、好きになれる人ってあんまりいないから、好きでいられるまでは好きでいさせてほしいんです。」

うれしいのと切ないのとで、うるっときたとき、なんと空がごろごろ鳴って、雨が降ってきた………。

「ばちがあたったっちゃったのかな」というと、Sくんはちょっとさみしそうな顔をしていた。そうだ、そんなことを言ってはいけないのだ。お互い好きでいることしかできないんだから、その気持ちを否定しちゃいけないよね………。雨宿りをするという口実で、近くのビルの入り口の中で、キスをしたり抱きしめあったりしていた。結構ながいあいだそこにいた気がする。ずっとそうしていたいと思っていたから、離れるのはちょっとつらかった。

これって、やっぱり不倫なんだろうか……。自分でどんなに違うって思っても、周りの人はそういうんだろうけど……。そう思うとやっぱりちょっとへこんでしまう。

ステキな写真をのせているブログを発見!

神奈川ってけっこう憧れの土地。実家の最寄り駅から数駅いけば神奈川県なんだけど、未知の土地って感じがします。

いかん………。


がまんできずに、Sくんのケータイにメールを送ってしまった。「風邪ひきました」って……。

さっき返事がきて「会社にいきます」と書いてあった。

やばい!と思って「冗談です。ごめんなさい」とあわてて返した。

でも「やっぱり行きます」って返事がきて………。

「お願い、こないで」ってあわてて返した………。それから返事、きていない。

こんなメール送ってしまって、もしかしてバレたかな?!それとももてあそんでいると思われた?!

いずれにせよ、サイテーだなあ、私………。

今日は休日出勤で会社にいる。デザイナー昨日徹夜で作ってくれたものを最終チェック中。私は今日にそなえて早めに家に帰ったのだけど…残業中のSくんがメールを送っていてくれていた。

A社の件、構成を考えました。

月曜日にでもご確認ください。

そうだ、明日出勤だってBさん(デザイナー)から聞きました。

あまり無理しないようにがんばってくださいねー^^

風邪を引いたら呼んでください…といいたいところだけど

怒られてしまいそうなので、身代わりを置いていきます。

置き土産?と思い引き出しをあけてみたら…たけのこの里が入ってましたっ。Sくんがたけのこってこと?でもまっすぐなところがちょっと似ているかも(笑)。多分、単にこれ食べて元気だしなさいってことだと思うけど…。

うれしー。うれしー。こういうことされると、ますます好きになっちゃうよー。せめて「私も好きー!」っていえたらいいのにな。でも、それは絶対できないの。離婚しないでそんなこといったらずるいし、離婚してそんなこといったら、単純に重い奴だしっ(汗)。苦しいー。

「風邪引いた」ってメール送っちゃおうかな。風邪をうつしたいよー。事故でもいいからもういちどキスしてほしい…。でも、そんなことしたら、お互いに歯止めがきかなくなるんだろうな。

無理無理無理無理。

仕事しよ………。

恋するだけなら不倫ではない!なんていいながら、実はSくんとキスをしてしまったことがある。純愛ぶっていてごめんなさいっ。でも、その頃はまだ恋愛感情は抱いていなかったから、事故と思うことにしてる。でも、たまに思い出してにんまりしてしまうこともなくはない。ちょうど今日みたいに。

時は遡って、半年前。休日出勤で土日とも出なくてはいけなかったとき。土曜日は出社している人が他にもいたけれど、日曜日はさすがに出社してくる人もいなくて、Sくんと二人きりで働いていた。

その頃はまだ私の仕事を手伝ってもらっていたのだけれど、教えながら仕事をすすめるのがこんなに大変だなんて思っていなくて、すっかりペースをくずされてしまっていて。本当は休日出勤するような仕事じゃないのにって、少しいらいらしていた。恋愛感情を抱くどころかではなかったかも。

しかも、私は風邪を引いていて、雨にうたれたのらねこみたく、精神的にも肉体的にもすさんでいた。そんなようすは、向かい合って働いているSくんに伝わってしまったみたいで、彼は少し居心地が悪そうにしていた気がする。

「風邪がつらかったら、やっておきますよ」とSくんはいってくれた。でも、今日やっておかないと、月曜日にデザイナーが作業できないし。今日やってしまえば、月曜日に早退できるし…。彼にそういうと「それなら風邪をうつしてもいいですよ」返された。そんな簡単に風邪がうつせたら、お医者さんいらないじゃない、なんて笑っていたら、いつの間にか彼が隣にいて、チューっとされてしまったのだ……。


そのときは「うそーー」ってびっくりぎょうてんしてしまい、頭の中が真っ白になってしまっていたと思う。だって、私の中ではまったく恋愛対象外だったんだもん…。「すみません、前から好きだったんです」といわれても、私はまだ冗談だと思っていた。そうしたら、またチューっとされてしまい。あたふたしながら「結婚しているのに?」と訊ねたら「知っています」だって………。頭が混乱していたから「好きな人がいるから、ごめんね」と、わけのわからないことをいって、そのまま仕事をサクサク進めてしまった。

私は器用じゃないから、同僚にそういうことをいわれると困るって、少し後にSくんにいってみた。そしたら「心の中で好きでいるんだったら罪にはならないですよね」と返してきた。そういわれたからか、それともチューっとされたからか。私はSくんのことが好きになってしまった。

5歳も年下たし、特別格好良いわけでもないし、仕事では手がかかる後輩だというのに、なぜだろう。きっと、彼がもつ強引さやまっすぐなところに、強烈にひきつけられてしまったのだと思う。あれは関西人の持つエネルギーなのだろうか、それとも大陸の血筋なのだろうか。いずれにせよ、私は彼みたいな人に会ったことがない。体の内側からあふれるエネルギーは、外観以上にその人を魅力的に見せる。私はそのことを初めて知った。でも、だからって、私にどうすることができるのだろう?だから私は自分の気持ちを書かずにいられない………。

明日は休日出勤、決定…。やることがいっぱいすぎて、ついつい現実逃避してしまう。


お昼はSくんと二人で食べにいった。もうひとり一緒に行こうとしていた人が、急ぎの仕事でいけなくなってしまったから。気になる人と二人だけでご飯を食べるのってちょっと緊張する…。「食べるの遅いですね」といわれてしまったけど、私からいわせると、それは君のせいなのだ。


来週はSくんのつきそいで、クライアントのところに打ち合わせに行く。一緒に行くのは最初だけなんだけど。(金額がからむところだけね。)さっきはデザイナーだったらよかったのに~なんていったけど、一緒に出かけられるのは、いまの私の特権?!


来週は、新人さんたちが配属されてくるから、明日はその準備もしなくては。月曜日に納品するものの最終チェックもしなくてはいけないし…。うーん。がんばろう。

うちのチームには、なかなかキレイなデザイナーさんがいます。仕事もてきぱき。今度の仕事をSくんとやってもらうことになったのだけど、ちょっと複雑~。


私と彼は同じ職種だから、一緒に組んで仕事をすることってないんだよね。私もデザイナーになればよかったかなぁ…。なんてね。


いまは、まだ入ったばかりだから、いろいろ相談とかしてもらえるけど、そのうち一人前になって、チームリーダーになったりするんだろうな…。でも、そうしたらリーダー会議に一緒に出れるか。


なんてことを、彼の顔をPC越しに見ながら書いている私。私のモニターはみんなの死角にあるから、助かるなぁ。いま、彼は一所懸命プランを練っているのだろう。すごい勢いでキーボードをたたいている。


君のそういう猪突猛進なところが好きなんだよなぁ…。地に足がつかない私とは正反対。クールで切れ者な夫とも違うタイプ。どちらもいい男だよ、本当に。


ん?Sくんからお昼食べに行こうっていわれた。もちろん、他の人も一緒だと思うけど。それでは、ちょっといってきます。