STAY SILVER

STAY SILVER

いつまでも銀色の俺でいたい。

銀ピカの俺にだからこそ言えること、ってのもある。

それが”STAY GOLD”だと思う。



読んでくれたあなたに捧げます。

いつまでも金ピカで!

Amebaでブログを始めよう!

就職活動が終わってから、まりに会うのは三度目でした。


一回目の時に、たかしに「みっちーとまりは、もう終わったの?」ってみんなの前で聞かれ、

「終わった」って言わされてきり、俺はSOMAというコミュニティ自体を避けてきました。


たかしにそれまで感じていた不快感と違和感は、その日を境に嫌悪感と恐怖心にかわり、

そのことで傷ついた、と甘えてみたとしても、中立以上に俺の肩を持ってくれるわけがないまりとまなみに対しては、拗ねた気持ちを持っていました。


二回目に会った時は、インターン中にお世話になった社員さんとの飲み会だったので、たかしともまりともあまり話をせず、帰り道もばらばらでした。

3人で乗っていた山手線外回りは、銀座線に乗ったまり、京浜東北線で最短経路を選んだ俺に分かれ、そして3人でのあの山手線の時間は二度と来ないし戻ってこないことを感じました。


今日の三度目は、それまでの二回とは異なり、俺が作った会ではありませんでした。

海外を遊学しているゆみとmixiで連絡を取り、会おうかという話になったものの、連絡がうまく行かず中止を連絡しました。

中止だと思いゆっくりした日曜の夜を過ごそうと思っていたら、まなみから電話があり、俺ゆみまなみとゆみの(元?)彼かんぞう君で会おうという話になりました。

そんなだったから、一応香水だけ付けて、髪も整えずに車で行きました。


中野の沖縄料理店で食事をしていた時に、まりから「ゆみ元気だった?」というメールが来ました。

まりは今日朝からパーティーだったので、最終的に中止にした、という連絡はしていませんでした。

そのため、電話で「今ゆみと一緒!」という展開に驚き、その時新宿にいたまりはゆみに会いに中野にやってきました。


それまでは「もう好きじゃいけないんだ」と自分を押し込めて会ったから、正直言ってまだまだすごく気持ちがあって、眩しく見えて、たかしに潰されたかっこうになっていました。

帰る時のまりに対する気持ちは、衝突してひしゃげたドアがわき腹に食い込んでいるような、大破するよりよほど厄介な状況になっていました。


それからしばらくの時間があって、身の回りに咲いている花の美しさを愛でれるようになった俺が、中野駅の北口にまりを迎えに行きました。


まりは美しい女性です。けれど新しいバイトの同僚やリクルートの他の内定者の美しさに触れた俺にとって、狂おしく欲しくなるほどの美貌じゃないことが、その時にようやくわかりました。


思い込みの呪縛から解けた状態で2時間近く一緒にいると、あら捜しをしているわけでは決してないのに、今までも知っていたまりの特徴のうち好きになれないものが見えてきました。

話の内容、食いつく話題、感性。胸だってちっちゃくはないけど大きくもないし、べたべた触ってくるところも冷静に考えれば俺には愛せないものでした。




なのに、それなのに、どうしてだかわからないけど、ほぼ0になっていたまりの存在が、再び頭をもたげてきています。


鼻につく部分もあるけど、まりには愛せる部分も尊敬できる部分もたくさんあります。

だけど、今日そういった部分は一切表出していませんでした。

今日で興味を失うことができないと、いつまでも引き摺ってしまうかもしれない。


欲しい!と思うわけじゃない。彼氏と旅行に行くのを友達と、と言い換えているのに気づいちゃった時も、本当にショックを受けたりしなかった。「別れて欲しい」なんて本気で思っていない。


何に傷ついているのか、どうなったら嬉しいか、そんなことさえわからない。




ひょっとしたら、まりを好きだった時の自分を追いかけているのかもしれない、と今思った。

リフォームを通じて日本を明るくしたい!と熱く語っていた俺は、その裏で、カットオーバーされることで苦労を結実させ、そうしてまりが笑ってくれたら最高だ、なんて考えてたような気がする。


そんな下心に背中を押されていた俺は、たしかに今の俺から見てもとっても眩しい活躍ぶりだった。

その時期の俺が関わっていたことに関して、自分が誰よりもバリューを出すことにこだわりがあったし、そうであることに責任さえ感じていた。

その一方で、それ以上の情熱で恋をしていた。


あの頃の、眩しかった自分にさえ手に入れられなかったのがまりで、自分の限界をはっきり示す線がまりで、そのコンプレックスを思い出させるトリガーがまりだとしたら、リクルートで働くことができるかさえ不安になってくる。


わき腹に刺さった古傷の痛みが癒えないものだとしたら、こいつと付き合って生きていくしかないんだけど、まりと会うたびに疼くのだとしたら、生きていくのだって楽じゃない。

このブログを更新するのは一ヶ月以上ぶりです。

就活で忙しくて更新できなかったわけではなく、mixiに書いたほうが反応があって面白かったからそっちに書いていました。

mixiでつながってない人いたらリンクしてください。というのは、こっちには本当に内面的なことしか書かないつもりだし、それを読んでくれている人は友達一般以上に俺のことを理解してくれていると思うからです。



それで、そういう位置づけのこのブログに記事を書くということは、それだけの内面的な衝撃があったということです。



今までの記事に出てきた「まり」とのことに、一区切りをつけることになりました。



前回の記事以降のことを書きます。


明日はまりとご飯だ。で前回の記事は締めくくられ、その翌日食べに行きました。

ホワイトデー代わりに、門前仲町の「たまキャアノ」という店を予約し、ご馳走する計画でした。


門前仲町という街は都心に近いわりに風情のある街並みで、なにせうまい料理を出しそうな店が多くて、将来ここに住むのもいいなぁ、と思い散策していました。


探検していて道に迷い、待ち合わせに遅れて参上。まりは時間通りに来ていました。

「ごめん!」と駆け寄ると「みんなもまだ来てないよ!」って言われ、あれれ???

二人で食べに行くという認識がなかったみたいで、向こうはものすごく狼狽していました。

一歩近寄れば一歩下がる、みたいな感じで、一時は予約ドタキャンまで覚悟したものの、どうにか連れて行き、新宿まで一緒に帰りました。


話題はもっぱら就活だったんだけど、新しいバイト先の候補の話をしていて、浦和の客単価7000円くらいの店を候補にしていたので、そこに一緒に食べに行こう、と誘いました。おいしいものに価値を見出す友達があまりいないから、というのが理由でした。あながち嘘でもない感じの理由です。


その時に、「今は本当に就活に専念したい。(彼氏の誘いも含め)そういうのは全部終わってからってことにしてもらってるから(そうして)」と言われました。

一度に一つのことしかできないのは百も承知だったので、そうすることにしました。



それからの半月は全てにおいて本当にくすぶっていました。就活もほとんど何もできず、バイトも切ったので毎日うだうだしていて、プールに行ったりSPIやったりして、4月の訪れをじっと待っていました。

わざわざ連絡するネタもなく、そうこうしているうちにまりに対する興味も自然に褪せてきて、たかしに「もうまりはいいや」なんて言ったりもしました。よくはないけど、情熱のようなものは薄れていました。会ってないからだろうなぁ、とは思っていたけど、とりあえずこう口に出すくらいだからある程度沈静化していたのでしょう。



4月。選考ラッシュです。まりとは受ける企業がけっこう重なっていたので、試験問題の情報などをやりとりしていました。



そして忘れもしない4月4日。最終的に内定をいただき進む企業の2次面接でした。この企業を受ける友達が俺は多くて、そのみんなの情報によれば「2次は1:1」とのことでした。なのに行ったら1:2で、その時点で俺は大パニックに陥り、面接自体も失敗しました。


たかしとまりに連絡しました。「俺1:2だったんだけど」そしたら家にいたたかしは新宿まで出てきてくれ、電車に乗っていたまりは品川で待っていてくれ、新宿まで一緒に山手で行きました。新宿で3人でお茶しました。

だけど、じわじわとこみ上げてくる恐怖と慙愧の念は、まりと一緒にいる喜びさえあっという間に押し流していきました。たかしの面接アドバイスだか自慢だかわからないような話が俺に向けられていないこともあり、ただただ呆然としていました。


帰ろうという話になり、新宿駅へと向かいました。俺とたかしはJR、まりは京王線。南口の改札前でまりとバイバイして帰る、と思いきや、たかしは「じゃーねー」と俺を置いて改札をくぐっていきました。

二人になってしまい、とりあえず京王線の改札まで送りました。


改札の前でじゃあ、と言おうとしたら、まりが改札の脇にそれ、なんとなく話し込むムードになりました。

4,50分、就活の話とバカな話の合いの子みたいな話をしていて、俺もけっこう楽しく話しました。

するとまりが「だいぶ顔(の表情)が戻ったね!」と言ってくれました。

その時まで気づかなかった、たかしとまりの思いやりに、一人になってから涙しました。このできごと以降、「私の一番の強みは仲間です」と言うようになりました。使い古された言い回しとは違う色合いで、自分の強みが仲間だと言い切れるようになり、そこから面接の調子自体も上向きになりました。



その4日後の土曜日、電通の面接がありました。俺は9時から、まりは9時半から。次の選考がお互い2時からだったので、4時間近い時間一緒にいました。築地の寿司屋に並ぶも、雨に見舞われ寿司は断念し、エビフライを食べました。


この時まりは圧迫気味の面接で聞かれたことにより混乱をきたし、自分のやりたいことを見失っていました。「俺がお前のメンターになる!」と意気込み、ずーっと話して彼女が感じるその会社へのボトルネックを見つけ、それについて話し込みました。


みずほ銀行の前で別れた時はとてつもなく元気になっていて、まりの力になれたということを強く実感しました。


このできごとを通じ、俺はまりへの思いを再び甦らせてしまいます。

辛い時に支えあえる幸せを、とても素敵なものだと感じました。お互いに辛い時も、こいつのためなら俺頑張れるな。そしてまりの心に火をつけて、火のついたまりを見て俺も元気になれる。

そこに「幸せの環」を見出しました。


この「幸せの環」という概念は、仕事を通じて俺がやりたかったことを端的に表現してくれました。

第一志望の企業の最終面接でこの言葉を使い、大きな手ごたえを得て終わることができました。


内定をもらう4月14日の昼間、まりから電話がありました。

「内定もらえたーー!!」「おめでとう!!」

感動して涙が出そうでした。自分の内定より嬉しかったかもしれません。

「お母さんの次に電話しちゃったよーどんなポジションだよおい!」


その夜、俺も内定をもらいました。

「今後とも、末永くよろしくお願いいたします。」



インターンのチームから内定をもらい、同じ会社に行く仲間。

まり、たかし、そしてまなみという子がいます。


今日まなみとメールをしていて、ひょんなことから「まりはやめて違う子にいきなー!紹介ならいくらでもするから!」という話になりました。

まなみは俺の話をよく聞いてくれる子で、今までは「紹介したい子はいっぱいいるけど、どうせまりが好きなうちは目に入らないだろうから紹介しない!」と言っていました。それがなぜ?


あえて「いや、まりの心さえ動かせずに日本を動かせるもんかい!」みたいなメールを送っていました。

まりはやめなー、というメールが来て、いやまりしかない!という返信をしていて、こらえきれなくなったまなみが電話をくれました。


すごく言い辛そうにまなみが話してくれたのが、「こないだまりと話して、最近友達に戻れてほんとに喜んでたよ。私からはこれしか言いたくない。これでわかって!!」ということでした。


「まりは彼氏が本当に大好きで、他の人から好きだのなんだの言われてもどうでもいいとしか思えないんだって。(俺)はこれからも付き合っていく仲間だし、友達として頼りにしてる人だから、そういう人から好きとか言われるのが本当に辛くって、だから先月くらいにたかしから『(俺)は違う人に行きそうだよ』って聞いて安心してっていってほんとに喜んでたよ。今の関係にまりはすごく満足してる。友達として私は、このままでいてくれたらいいなって思う。ほんとは二人が付き合ってくれたらそれが本当に一番いいんだけど、今は無理だと思うから。」


頑張ってこれだけ話してくれたまなみに、「最後にもう一個だけ聞かせて。それいつ聞いた話?」と俺は尋ねました。「・・・おととい」



生まれて初めての、3ヶ月に亘る報われない思いは、こうしてピリオドを打つことになりました。

いや、正確にいえば、思いにピリオドを打つことっていうのはできないと思う。

上から新しい色をぬりたくることで、覆い隠すことしかできない。


そして、新しい絵の具を探す旅にさっそく向かうには、俺は今でもまりに対して思いが残っているんだと思う。それは仕方のないことかもしれない。


まなみの優しさなのかまりの優しさなのか、それともまりの本音なのか、俺は自分自身を一切否定されずに、むしろ肯定されたまま次へと踏み出すことを余儀なくされている。

彼氏と別れたら・・・と頭のどこかで思っている。その時に俺は間違いなく近くにいる。その時に俺に守るべきものがあるとして、俺はまりを助けてあげられるのだろうか。


いや、違う。守るべきものがあっても、それを捨て置いてまりに走ってしまうに違いない、そんな自分におびえている。


「あいつR行けるから余裕なんだよ」なんて言われてるみたいです。

内定獲ってるやつに。くそー。

うん、でも正直に言えばそう思ってるんだと思う。自覚はないけど、そうでなきゃ持ち駒の状況にもかかわらず泰然自若としすぎだし、一日二回のES落ちにも案外めげてない自分が説明できない。落ちたことが割合どうでもいいと思っちゃってる。ESのできばえからしてこの結果はショックだけど、かなり思い入れのある会社に行けなくなったことがショックなわけではない。


周囲の就活生が会社を選ぶときに軸にしていることを基準にすれば、俺とRはかなりいい関係だと思う。なんだけどどっぷり浸かってみて、いいところはもちろん悪い所だっていっぱい見つかるわけで。


「成長」

この会社の人はほぼ全員、「成長」という言葉を口にする。採用理念なんかもそう。

「成長って何ですか?」「成長した先に何があると思うから成長したいと思うんですか?」

といろんな人に聞いた。

みんな「成長」を大事にしてるわりに、そこらへんのことは考えてないみたいだね。しどろもどろに答えにならない答えを放つのみ。

俺の現時点での結論は、「成長=自分に起こる変化のうち、よい方向に向かうもの」。

「成長」はよりよい自分になり、将来起業して自分のやりたいことをする、そのための基礎固めのための手段であって、よりよい社会だとか誰かの幸せのための手段ではない。もちろん成長することでそういった価値にリーチすることもできるんだろうけど、それは結果に過ぎず、果実の分配として社会貢献がある、っていうくらいの位置づけのように感じた。

もちろん全員がそう思ってるわけじゃない。でも俺が関わった人、優秀な人も将来を嘱望されている人も含めて、R社員は自分のために働いてる。

そんなことを思っちゃったりして、それってけっこう俺は嫌だなーと思う。


「同僚の質」

これって200人からの採用をするような会社だとどこでも陥るようなジレンマなのかもしれないけど、すごい奴もいれば全然大したことないって思っちゃうやつもいる。その人のすごさを感じ取れない俺が悪いんだろうし、そういう俺自身がなんぼのもんかと言われればうなだれるより他ないものの、「えっなんで君ここにいるの?」ってやつけっこういる。それはインターン生だけじゃなく、内定者や現役社員にも共通していえる話。

日曜日、関東関西、冬春全部ひっくるめたインターン参加者の集まりがあった。たぶん作為的に、冬春も東西もまぜこぜにしたチームで現役社員にインタビューをした。

ここで組んだ男二人が最悪。いいとこ見つけられず8時間一緒。頭の切れは最後まで見られず、一緒にいて疲れる。引き笑い激しすぎだし。ジョブのチームの男は頭は完璧悪いけど初めて会ったときから心地いいやつだった。会う人会う人に好かれる奴だし。そういう光るもの感じられない。

こいつらも同期になる可能性高い。人数が必要だとどうしても平均点が下がる。いいやつは他所行っちゃったりするし。

インタビューした社員も、まーこんなもんだろなってくらいで、普通に満足はしてたんだけど、終わってから飲みに行った時に友達が聞かせてくれた、すげー社員の話はほんとにすごかった。ばらつきがあるのは俺らだけじゃなく、上の世代もそうみたい。


こういう気になる要素はあるものの、かといってRを蹴って行く可能性がある唯一の会社Dが、「成長」と「同僚の質」の対偶を取れているか、といえば、まだわからないけど相当怪しい。

どうなることやら。


明日はまりとご飯だ☆これでテンションあげるしかない。

「質問の意図がわからないよ」

「どうしてそんなことを聞くの?」

「そういう人はいっぱいいるよ」

「そんなの君一人の意見じゃない?」


これ全て、10分くらいの間に言われました。

昨日の人生初OB訪問。@電通。


たしかに的を射ている。会話を引き出そうという意図で発した言葉には

容赦なく上二つの言葉が浴びせかけられた。

ノセようという発想、悪く言えば機嫌とるようなこすい作戦は片っ端から見抜かれた。

倍も生きている相手に慣れないことしても全く通用しない。当たり前だけど。


勉強になったし、言われたことを受けて組み立てなおした志望動機は

前のよりよくなったとは思う。


だけど、納得いかないこと。

電通マンってもっといろんな意味ですごい人ばっかりだと思ってた。今回話した人は

良くも悪くも普通のおっさん。キレキレでもギラギラでも、コミュニケーション能力抜群でも

人間性最悪でもない。俺の生活圏でいえばJRの駅員くらいの人。

もっとすごい人に会いたい。クズでもいいから、クズッぷりがでもいいから

「この人には逆立ちしたって敵わない」っていう人に会ってみたい。


そして悔しいこと。

「こいつ大したことないな、たぶんうちに入ってくることはないな」って思われた。

絶対そう。それが悔しい。

大したことないって思われるのは屈辱的だ。実際大したことないけど、それでも

ちょっとは見所あるって思ってほしかった。

そのために0次獲るまでOB訪問しなかったのに。

実力不足。悔しい。

入社してから見返すしかない!!


・・・とすぐに切り替えられるほどメンタル強くないなー。

元々ガラスの心なのに今はプライベートでめちゃくちゃ食われてるし。


週末はドライブでも行くか。晴れるといいな。

君のために 僕は歩き

そして きらめく花になる

たとえ 遠く離れてても

僕が君のそばで 咲いているよ

たとえ 何が君を包み

一人 打ち震えるときも

僕は 君のそばで笑う

あの 夕顔になりたい

どんな時も どんな場所でも

僕は 君のそばで


寄り添うことさえ許されない。

体はどこにいればいいのだろう。


言葉をかけるだけで苦しめる。

心はどこにいけばいいのだろう。


守りたいものを傷つける。

俺は何がしたくて生きているのだろう。

中古物件を買ってリフォームをして住む。

このことを世の中にはやらせよう。


それを目指し、12/14に結成したチームSOMAは、2/17の最終プレゼンの終了と共に解散しました。

現状を分析し、ターゲットを決定し、分析し、そのターゲットに響く施策を考える。

我々のプレゼンでは、フリーペーパーとSNSを提案しました。


非常に申し訳ないんだけど、フリーペーパー案はない。

結局担当者が投げちゃって、片手間に俺が考えたプレゼンシートを基に、

原稿書かなかったからアドリブで喋ってた。喋りもめちゃくちゃだった。

もともと言葉知らないし頭も相当よくないのでぐちゃぐちゃだったなー。

もともと、取り下げようと思っていたのを、球数出したいからって無理やり残して、

実際に製本まで持っていったあたりの行動力はさすがだけど、

どう考えても事業化はされないだろう。


一方のSNS案。俺の担当だから言うのでは本当になくて、

こっちはありだと思う。チームのみんなもいけると思ってくれて、かなり応援してもらった。

時間が押してて終わってすぐ飲みに行っちゃったから事業化の話がどうなったかは

まったくわからなかったけれど、事業化されるかどうかは別にして、この難題を解決する

ための施策として本気で有効だと思ってる。

事業化されたら、読んでくれてる方、使ってやってください。俺の産んだはじめてのものです。



本当にばらばらな5人だった。最初は6人で、一人が自分の都合で抜けて行った。

将来進みたい方向もばらばらだし、同じものを見ても考えることが違うし、ディスカッションしてもいつも大バトルになるし、常に衝突し続けた。

一方ですごく仲良しだった。年明けからは週5くらいで会ってたなー。

常に笑いと下ネタにあふれ、一緒にいるだけですごく幸せだった。

そんなアンビバレントな集団に、俺は2ヶ月をささげた。

前に書いたとおり、その中に好きな子がいます。

でも、その子に恋をするのと同時に、チームSOMAという記号を俺は本気で愛した。

この2ヶ月は、言葉で規矩するには尊すぎる時間でした。


リクルートウィンタージョブに参加した、その最初の俺は、ただ単に自分が大学時代に

何をしていたか胸を張って言え、面接官の二人がこいつと働きたいと思ってくれただけの、

ありふれた小僧でした。


この二ヶ月間を経て、自分でもはっきりわかるくらい俺は変わった。

毎日考えに考え抜き、めいっぱい笑い、たくさんの嬉しいことがあり、ものすごくむかついたり、哀しい思いもいっぱいした。いっぱい泣いた。

異質な人間に対し全力で挑んだ。俺のいいところも悪いところも全部出した。

大きなことができるという高揚感と、小さなことさえうまくいかない焦燥感に揺れた。

ひとつのチームを全力で守ろうとした。

ひとりの人間を本気で愛した。


そして今の俺がいます。

ワードとパワポが職人になりました。

GDはいつも意図した方向に誘導でき、評価されるアウトプットを出しています。

自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、できないことがわかってきました。

胸のうちに絶望を秘めつつ、笑顔で乗り切っていけるようになりました。


それがリクルートウィンタージョブだったのだと思います。

テストがあるから、少なくとも2月にはいるまでは告っちゃだめだろ、と思ってたのですが、31日早朝に告白してしまいました。


お互いテストが落ち着いた、っていうメールをしてて、夜電話して、質問タイム!みたいになっちゃって、彼氏の話聞いた。そしたら彼氏ができるやつだったのさ。

チームの女の子から聞いた話によれば、彼氏との仲は微妙だってことだったのに、会えてないだけで全然彼氏のこと大好きだった。冷静に、先のことはわからないとは言ってたし、彼のベンチャー志向に不安を持ってたりしたけど、基本的には好きだし、また彼氏がつぼを押さえたいい彼氏なんだわ。できる。

ここで口数減らしちゃー動揺が伝わる、と思ったけど、どうしても口数が減ってくる。

なんでそんなこと聞くの?って聞かれて、一度はごまかしたけど、再び聞かれて観念した。


まりのことが好きなんだ。


思わせぶりとかなんとか言ってたけど、全然そんなこと向こうは思ってなかったみたいです。びっくりしてた。

好きなんだけど、今インターン中だし、彼氏の話今聞いたし、別れて俺と付き合って、とは言わない。遠くないうちに言うと思うけど、今は好かれてるっていう優位な立場を楽しんでいいよ。


ありがとう、って言われた。彼氏の話しなければよかったね、って言われた。

翌日、二人でご飯食べに行った。


新宿ルミネのバルバラは、外から見たほど雰囲気がいいわけではなかった。料理もそこそこ、ワインは手酌。お互い就活生だし、お互いのこと良く知らないし、それぞれ大いに語り合った。

時間は10時近かった。10時40分の電車に乗りたいっていわれた。

お酒だけ飲もうよ、もう一軒行こう、といって京プラのバーに行き、ゼミの先生のウィスキーを飲んだ。

ここでも大いに語った。かなり酔っていて詳細を覚えていないけれど、俺が何かを語ってぼろぼろ泣き、まりももらい泣きしてた。あと、「みっちーはすごくいいと思うんだけど、彼氏と別れて付き合うっていうほどのよさはまだわからない」って言われた。


時間は把握していた。10時40分はとっくに過ぎてて、それどころか終電そろそろやばい。

わかってたんだけど、言えなかった。帰したくなかった。下心なんて一切ないけど、もっと一緒にいたかった。

まりが気づいた。なんで教えてくれなかったの?

インターン仲間の家に泊まればいいじゃん、なんて無責任なこと言ったのもあり、彼女はものすごく怒った。

約束守ってよ!と言い捨て、霧雨けむる静かな夜を走り去っていった。すごい速さで。


ミーティングで会いながらもぎこちなく、飲みに行っても俺も目が合わない。


男の子にあんなに不安な思いにさせられたことなかったから。道もわかんなくて、しかも家帰れるかもわからなくて超怖かった。ちゃんと終電とか気にしてくれたりするのが普通だと思ってた。その場の勢いで終電逃すとか私的にはありえないし、それを平気で促すみっちーもありえないと思った。っていうか、ショックだった。


これについては、もちろん俺が悪いし、本能の赴くままな行為、言動には自分でもあきれた。紳士則はなんだったのか。自分にがっかりした。

謝って、許してくれたんだけど、次に会ったときも態度は硬化したまま。


ちょっと駆け引きをした。メールしなかったり、返さなかったり、聞かれてることに答えなかったり。

一度気を引かれて、大っ嫌い!って一瞬思って、それっきり相手が退いてしまうのもなんだか気持ちが悪いものだ。という大胆すぎる仮説に基づいてメールを運営した結果、電話にも普通にでるようになり、仲直りがようやくできた。


そして今日はインターン仲間の誕生日会で、まりとうまく協力して友達を喜ばせることができた。

中野駅から新宿に向かう、ホームも含めた10分くらいの間に、久しぶりに目を見て二人で会話した。京プラの件も改めて謝罪し、少しだけ今の状態についての話もした。

片思いされるのって辛いもん?って聞いて、申し訳ない(気持ちになるよ)、って言われた。


やっぱりあの夜のことが大きかったのかもしれない。

もうだめだと思う。その冷静さは失ってない、失いたくない。


だけど、もう駆け引きはやめようと思った。まだ半月プロジェクト仲間だし、友情は一生続く。

その間ずっと大事にしたい。友達としてかもしれないけど。

伝えたい、伝えるべきことを、俺はこれからもまりに言っていこうと思う。


たかしが喜んでくれてほんとによかった〓
スラダン読んでる?今俺は、リーダーなら人の心を変えなさい、という不遜な本を読んでます〓
まだ10ページくらいなんだけど、共感できすぎて胸が痛い〓
俺は今まりの心を変えたいし、まり一人の心も変えられないで電通に行って
俺がやりたいことなんかできないと思うし、
そのためにまりを苦しめて、俺も苦しん
で、それでもまりの心を捉えたいともがいてます。
だけどね、一人の男としてまりの彼氏には感心するし、彼氏のダメなとこ探して
そこをアピールするのは不可能だと思う。俺欠点だらけの人間だし、そうじゃな
くてもそういうアピールの仕方は好きじゃないからできない。
それでもやっぱりまりの心を諦めようとは思えない。彼氏とかじゃなくて俺にしかない
いいところを俺自身追求するし、それを見逃さないでほしい。
苦しいと思うし、苦しめてほんとにごめん!と思うんだけど、
俺にまともに向き合ってください。全て俺の勝手だけど、勇気出して気持ちを伝えたし、
思い続け
るのもそれ以上に勇気のいること。
だからっていうわけじゃないけど、俺に向き合ってください。
今までの友達付き合いで話してくれたような話、これからもしていきたいし、恋愛感情抜きにして
もまりの役に立つのは嬉しい。
今まで以上に俺はまりに自分を見せていきます。まりもこっち向いていろいろ見せてください。

思ったこと何でも書かなきゃ俺的にこのブログの存在意義なんてないんだけど、

なんか、書くべきじゃない気がして書けなかった。


ずっと先になって、自分のブログ読み返してみて、今から書く記事を読んだとき、

俺はどう思うのだろう。

こんな時期もあったなー、って思うかもしれない。

これが始まりだった、って思えるかもしれない。

今の純粋な気持ちに触れて心が痛いかもしれないし、

未来の時点で読んでも胸を痛めるかもしれない。


どうせ忘れやしないんだから、心の中に隠しておけばいい。

そう思って2週間やり過ごしてきた。


振り返っている少し先の俺へ。

苦しくて苦しくて、今ここに気持ちを吐き出そうとしている俺を軽蔑しないでください。



人を好きになった。


ウィンタージョブで同じチームの子。

初めて会ったときから、美しい人だと思っていた。

初めて飲みに行った時に、一緒にいて楽しいことに気づいた。

初めて腕に組み付かれたとき、このままでずっと歩いてたいと思った。


けれど、美穂と遊んでやっぱ美穂と仲良くしてたいと思ったり、知加からメール着て嬉しくなったりして、俺にありがちな一時の気の迷いだと思った。


次に会った時、先輩と飲みに行った彼女を見送るのが少し切なかった。

夜報告メールが来て、盛り上がってるそのメールに対して平常心を失った。

次のミーティングのとき、合間でその子の彼氏の話を聞いた。みんな自分の恋愛話をある程度していて、その子だけしてなかったから俺が自分で振った。

その話を聞いて、確実に動揺した。無口になった。心が波立った。


ミーティングの日、数時間前にそれまでも全然話し合いに来なかったやつが再びドタキャンするという事態が発生した。

その時に、ご機嫌斜めなメールを俺にくれた。

すぐに、電話して、その後メールもした。チームのためも正直あったけど、でもやっぱり彼女のために心を込めて作った。

それを読んで、感動で涙が出そうって言われた。下がりきってた彼女のモチベーションを上げられて、そしてそのことがどれだけ嬉しかったか。

あの時以来、彼女を喜ばせること、笑わせること、励ますこと、元気をあげることが俺の至福になっている。


ただでさえ片手間ではとても覚束ないハードなインターンなのに、テストまで始まって、彼女はないキャパを一生懸命使って毎日発狂しそうになりながら頑張ってる。

とても告白なんてできっこない。今告白しても、この前がそうだったように、混乱してるときの判断は全て間違っているように感じるものだ。不幸になるだけ。

加えて、上にも書いたけど彼氏がいる。2年半の付き合い。


だから、このままでいいのかな、って思ってた。

インターンが終わって、就活も落ち着いて、その間ずーっと好きだったら、それは素晴らしいことだと思う。

お互い尊敬してるって言い合える、それが恋人関係であれば理想的ではあるけれど、友人関係であっても問題ないし、ひょっとしたらその方が生産的かもしれない。


生産的、だなんて胡散臭い言葉に思いを押し殺させてたけど、やっぱり辛い。

今日の中間プレゼン会、休憩時間とかに他チームの男に話しかけられてる彼女を見ているのが嫌だった。男と話すこと自体が嫌だってほど青くはないんだけど、もし今話してる彼のことをよく思ってたら、なんて滅多にありもしないことを考えると気持ちが萎んでいった。


やっぱり俺の女にしたい。


チームの解散までは絶対に動かないって決めた。チームが解散したら動けるのかな。

何とも思ってないにしては思わせぶりな発言挙動もあるけれど、やっぱり何とも思ってないんじゃないか、なんて。

考えてたらきりがありません。


というわけで苦しんでいます。

12/14に顔合わせして、2/14に最終プレゼン会。

今日はちょうど折り返しの日で、これから参加者どうしの飲み会です。


俺たちに与えられた課題は、「中古住宅を買ってリフォームする」というムーブメントを生み出す仕掛けづくり。

最初にコンセプトとターゲットを共有して、そのターゲットに「中古を買ってリフォームさせる」ためにはどうしたらいいかを考えていたんだけど、みんなで考えまくってるうちに、色々なセグメントがターゲットになりうるし、そのターゲットごとにコンセプトも浸透ツールも変わってくる、ということに気づいた。

なのでちょくちょくミーティングを行い、自分の考えを見せ合いながらも、基本的には今は個人で考えている状況。ただ、それにしてもゴールに向けて集約しなくちゃいけない時期も遠くない。


嬉しいのは、今現在の俺たちの進捗をメンター社員が非常に褒めてくれていて、かなり期待をしてくれていること。どうにかしてテストの都合をつけつつ課題を進めていくのがウィンタージョブの大変なところなんだけど、俺たちの考えているツールを事業化するつもりがけっこうあるらしく、今人事と交渉してくれていて、それがうまくいけば対事業部のプレゼンは2/14以降になる。

テスト後であれば生活の時間の大半をウィンタージョブに割けるので、そうなると非常に嬉しいです。どうなるかわからないけどね。前例はないと思う。


うちのチームはもう一つ前例のないことをしでかそうとしています。途中辞退者が出ます。まだ決定はしてないけどそうなると思う。

東大の院の建築専攻。思いっきり上からものを言うタイプで、そこらへんがかなりやっかいだとは前から思っていた。その彼がミーティングに来ません。

もういらねーっていう声がチームから上がってきたから、仕方なく渋谷まで出向いてマンツーで会ったんだけど、それにも2時間近く遅れてくるし、やり方にもけちばっかつけてくる。議論の進め方についてはきちんとディスカッションの体をなしてたし、意義のある話し合いだった。でもそんな頻繁に集まられても困る、っていうのには腹が立った。みんな忙しい中時間を作ってきてるのに、そして川島は自分に時間を作る能力がないだけなのに、俺だけ忙しい、みたいな態度で言われて、人として最悪だと思った。

志望する方向が俺らと違うから今就活忙しいのも、研究室が忙しいのも事実だと思う。でも結局のところ俺らみたいに一生懸命やるつもりがなかった。めんどくさかっただけ。 翌日のミーティングには参加してたけど、前の日に俺と合意した議論の進め方の話なんかすっかり忘れてやがって、頭も悪いんだな、って思った。もういらない、ってそのとき思った。夜チームの仲間からメール来たときに激してて、そいつに八つ当たりなんかもしちゃったりして、ほんと悪いことした。

昨日は議論とかじゃなくて、キックオフミーティングっていう社内行事に参加させてもらう日だったんだけど、それにも来ないっていう連絡が来た。そしてまだ内々にだけど辞退するつもり、って書いてあった。責任感も自覚もない、ほんとに恥ずべき男だと思う。優秀なやつを蹴落としてここにいるのわかってないし、わかってたとしても彼にはそんなこと関係ないんだろう。

憤りを感じる。


上にちらっと書いたキックオフミーティングについて、書ける範囲でちらっとフィードバックすると、2時間半の会議で、成績優秀者の表彰とかスピーチとか。

ハウジング&リフォーム独特だと思うんだけど、自宅紹介コーナーもあったり、会議のときから余興はちらほらあったりと、まじめな雰囲気を漂わせつつ、けっこう普通におもしろい。ちょっと自己紹介もさせてもらったりしたんだけど、名前を名乗っただけで爆笑を巻き起こしてしまった。ちょっと複雑である。

それが終わってから、パーティールームに移動して新年会。忙しいので有名なわりにみんなテレビ見てるなーって思うくらい、ネタの嵐。ずーっと笑って手叩いてた。俺らのメンターさんは入社18年目にしてきみまろやってたり、そういうところも独特だなって思った。チームでネタをやって、おもしろくて受けるってよりはまたしても俺の動きとかそういう微妙なところを突っ込まれて大爆笑の渦。改めて自己紹介してもずーっと突っ込まれっぱなし。突っ込みどころは意外とあっさりで非常に悔しい(Sの人って自分の思うがままに笑わせるのはすっごく快感なんだけど、狙ってないところで笑われるのは悔しかったりするんだよね。俺だけ?)。

偉い人がずっと名前を叫んでくれてて、終わってからも「次行くか!」みたいな感じで仲良くしてもらえてすごく嬉しい。 30人くらいいたので入れる店がなく、カラオケに行った。膝でコップを一発割ったけど、まぁ粗相はそのくらいのもんで、楽しんだし楽しんでもらえたと思う。ただ、偉い人が、知らない曲を入れると消しまくってきて、ギャグタッチだからむかつくとか怖いとかはないんだけど、おっさんの知ってる曲を練習する必要性をすごく感じた。

さらに「終電まで飲んでくか!」と日本海庄屋へ。会社の話とか身の上話とかした。まともに話したのはこのときだけな気もするけど、リクルート大好きになってきた。楽しんでたら、気づけば2時。「うちこいよ!」って偉い人が言ってくれたけどさすがにそこまでは・・・と思い、いつもの立ち飲み屋に向かった。そしたらビルしまってやんの。


リク話はここまでで、この後俺がどうなったかっていうと、何人かにSOSを送るも、深夜の新橋にいる俺を救えるわけもなく、しばらく夜中の新橋汐留をさまよっていた。その時に築地に住んでいる某嬢のことが頭をよぎり、電話をしてみた。普通なら出てこないけど、ともきと長年付き合ってるくらいだから押しに弱いだろうと思って押しに押した。そしたら出てきてくれたので、デニーズであったまってから築地市場に行って、場内で寿司食った。

死ぬほど並んでるので有名な寿司大にぎりぎり入れて(5時になるちょい前でだよ?)、最高にぜいたくな時間を過ごした。うまい。うますぎる。さやかさんも言ってたけど他で寿司食えなくなるくらいうまい。ローリング寿司に行けなくなりそうで怖い。


そして、帰る地下鉄の中に携帯を忘れてきてしまったのである。

ちょっと思い違いをしていたので、記念に書いておこうと思う。


避妊。


外出しを避妊と言いくさるつもりはない。中出しほど積極的に子作りをするつもりはないが、できたらできたでそれは喜べることだと思う。裕福な生活はできないと思うが、幸せな生活はできる。


そう考えて、ずっとコンドームを使わないでいた。諌められたこともあったが、考えなしにしていることではないので、議論になると相手に納得されたり、説得を諦められたり、呆れられたりした。


コンドームを使えば絶対に妊娠しない、というわけではなく、コンドームによる避妊が万全だという慢心に対して嫌悪感(使えば俺だってそうなるから)を持っていたし、結局のところ「妊娠は困るのにセックスはしたい」という発想自体が俺は嫌いだったのだ。別にキリスト教に影響されたわけではない。セックスをすれば妊娠をするリスクはゼロじゃないし、それなのに妊娠をするのはどうしても困る、という人間にセックスという遊びはまだまだ早いんじゃないか、と思っていた。


こう話すと、特に女性から、「社会で活躍したい女性の希望はどうする」という反論がよく聞かれた。このことに対する俺の持論に匙を投げる人は少なくなかった。俺が社会で二人分働く。社会で働いて得られる幸せと子供がいないで付き合ってる幸せの合計より、三人で暮らす幸せのほうが大きいことには責任を持つ。


納得する人もしない人も、結局この点で妥結するしかなかった。俺と彼女がそれで合意していれば、そのことに他人が口出しすることはできないのだ。


実際は納得を得ていたとは言えない。彼女はそのことについて突き詰めて考えるのを避けていた。もし万が一できたとしたらどうなっていただろう。きちんとした両親を持った子だった。そして俺が何を望もうと、両親の意向には逆らわない子だった。俺がどうしようと、堕胎させられていた可能性が高い。そしてその悲しみについては、可能性の存在を知りながら俺も見て見ぬふりをしていた。


その悲しみに触れた人の話を聞いた。彼は二年目の社会人だった。出産を望んだ彼だったが、学生だった彼女は堕胎を決めた。彼女の親も含め、みなが出産に賛成だったなかで、だ。彼との結婚に不安があったわけでも、それ以外ののっぴきならない問題があったわけでもない。ただ、複雑な問題が複雑に絡み合い、とても苦しい決断をすることになった。


彼は、彼女に「ごめんね」と言ったそうだ。そして今も変わらず、彼女のことを大切に日々を送っているという。


妊娠させて困る人にセックスをする資格はない、という俺のパラダイムは崩壊した。

セックスをする資格がなかったのは俺のほうだったのだ。

子供を産む、という事象に責任を取る。母親になる人へ、生まれてくる子供への愛を誓うことと、経済的な負担をかけないこと、これだけのことを守れる。それは前提に過ぎなかった。

それを満たした上で、子供を産まない、という女性の判断を尊重できる。そしてその後も変わらぬ愛情を注げる。

前提はどうにか守れても、もし彼女が堕胎を決意したら、俺は間違いなく傷ついた。深く深く。

彼女がもっと傷ついているのを察せても、それをかばうほどの余裕もなく、一人絶望のふちに転がって行っただろう。

俺は俺なりに彼女を愛していたと今でも思う。けれど、話で聞いただけの「彼」の気持ちを思うとき、少なくともコンドームをせずにセックスする資格はなかったんだな、と思った。


そこから考えてみると、付き合って、セックスをするようになって、それらの総体として「こいつの一生に責任持ちたい」と思うようになったわけで、付き合ってセックスをする前に「こいつの一生に・・・」と決意したわけではなく、それなのに初めて家に来た、できたての彼女に「コンドームするくらいならセックスはしない」なんて言えた義理ではなかったのだ。ましてや「セックスは支配のツール」だなんて言う権利など一切なかった。


彼女がいる時に突然コンドームを使うと「こいつ浮気してるな?」となるだろうが、幸か不幸か(不幸に決まってますね)彼女がいないので、すんなり次回からコンドームを使うことができる。


そして今度コンドームのないセックスをする時は、子供ができる幸せを二人で思い切り噛み締められるようになった時である。