さて、いよいよこのテーマの佳境
妹のアパートに夕方4時過ぎに着くと
まず、外に出してある荷物を
部屋に戻す交渉をする
とにかく荷物を持って神奈川の家に
引っ越すと言い張っている
神奈川に引っ越せる家はないと言うと
「嘘をついている。神奈川にはもう家が
あるのに、どうしてそんな私を傷つけることを
言うの!?」と妄想めいたことを言う。
そのうち私の状況が変わったら
海の近くの家にでも住みたいね
今は大変だけど、それまで体調が良くなるように
いろいろ工夫しながらやっていこうねと
妹に伝えたことがあるが、そのことが
とても嬉しかったのか、もう直ぐにでも
神奈川に引っ越すという話に彼女の中では
変わってしまったのだ。
昨年の12月に亡くなった妹の夫の骨壺を
抱きかかえ外に飛び出してしまう。
私は追いかけることなく、諦めて戻ってくるのを
待っていた。
1時間もすると部屋に戻ってくる。
夕方の薬を飲まないといけないと言って
薬を飲む。
そしてまた早く行くよ、あんた何しているの?!
と言ってまた飛び出していく。
私は前日に都内の薬局の近くのヤマト運輸から
送った薬を受け取らないと行けないので
今は出かけられないと言っても、嘘つきとののしられる
実は午前中に届けられたのだが、妹が受け取り拒否を
したのである。
ヤマトの人と私が電話でやり取りをして、薬をどうにか
受け取ることが出来た。
妹は完全におかしくなっていると、ようやく私も
気づくことが出来た。
日頃から隣人における妄想が良くあるし、
それでも日々自分で何とか暮らせていたので、
おかしくてもこんなもんだろうと鷹をくくっていた
かなりおかしい。
言葉もかなり攻撃的になっている。
出たり入ったりしているうちに疲れて諦めて
寝てくれるだろうと思っていた私の考えは甘かった
妹は疲れる様子も見せず、夜の9時を過ぎると
今度はもう死ぬ!と言って部屋を飛び出していった。
さて、私はどうしたら良いのだろう?
もう、妹を探さずこのまま自分の家に帰ろうか?
帰りたい!
こんなカビだらけの部屋には泊まりたくない。
でも、そうしてしまったら妹はどうなるの?
葛藤した果て、私は昼間に警察から連絡が
入った着信に、折り返し電話をした。
妹が死ぬと言って家を飛び出しました。
どうしたら良いか分からず、困っていますとだけ
伝えた。
警察の人が3分後に来てくれた。
驚いたが、ホットした。これで何とかなる。
一人で頑張るのも限界だった。
続く