皆さんこんにちは。

今回も日本のお寺や仏像にまつわる伝説をお話したいと思います。



ご存知の方もいらっしゃると思いますが、こちらは奈良の興福寺の阿修羅です。

阿修羅は元々は悪神で帝釈天に何度も戦いを挑んでいた戦いの神でしたが、お釈迦様の説法を聞いて今までの行いを悔い改めて、お釈迦様を守る仏法の守護神になったと言われています。

興福寺の阿修羅像は少年のような優しそうな表情をしていますが、戦いの神ですので、本来は怒りに満ちた怖い表情をしています。

その戦いの神がなぜ優しそうな表情になったのかと言いますとこれにはこういう話があります。

興福寺の阿修羅像を作らせたのは、天平時代に光明皇后がお母さんの一周忌の供養のために作らせたと言われています。

光明皇后は奈良の大仏を作らせた聖武天皇の妃になります。

この阿修羅像のモデルになったのが光明皇后の息子である基親王(もといしんのう)だと言われています。

基親王は聖武天皇と光明皇后の間にできた子供で皇太子にもなりましたが、基親王は一歳も満たないうちに亡くなってしまいました。

阿修羅像は基親王の死を悼んで作られたのではないかと言われています。

あの少年のような表情の裏には、亡き息子を想う光明皇后の母としての想いがこめられているのでしょうか。

皆さんこんにちは。

今回は日本の仏像にまつわる伝説をお話したいと思います。



こちらの仏様皆さんもご存知のお地蔵様です。

お地蔵様はどういった仏様かといいますと、お地蔵様の正式な名前は地蔵菩薩といいます。

仏教では、お釈迦様が亡くなってから56億7000万年後に弥勒菩薩が仏になって人々を救済すると言われています。
弥勒菩薩が現れるまでの間、お地蔵様が苦しむ人々を救済する役目を持っています。

賽の河原で鬼にいじめられている子供を救ってくれますので、子供の守り神としても信仰されています。

お地蔵様のお姿ですが、写真のように頭を剃りあげた僧侶のようなお姿で右手には錫杖を持ち左手には宝珠を持った姿が多く見られますが、京都の西陣にある智恵光院というお寺さんには変わったお姿をしたお地蔵様がいらっしゃいます。



こちらのお地蔵様は六臂地蔵といいまして、腕が六本もある非常に珍しいお姿をしています。

なぜ、こんなお姿をしたお地蔵様がつくられたかといいますと、こんな言い伝えが残されています。

このお地蔵様を彫ったのは平安時代に実在した小野篁(おののたかむら)という人が彫ったと言われています。

小野篁は平安初期に嵯峨天皇に仕えていた官僚で武芸にも優れていて、学者・詩人・歌人としても優れていて、小野妹子の子孫とも言われています。

実は小野篁にはこんな伝説が残されてまして、昼間は主君である嵯峨天皇に仕えて、夜は閻魔大王に仕えていたという伝説が残されています。
京都の東山にある六道珍皇寺というお寺さんには篁が冥土に行く時に使っていた井戸が今も残されています。

そんな武芸や学問や歌にも優れていた篁がなぜ、この六臂地蔵を彫ったかと言いますと、平安初期のこと篁は重い病気にかかってしまい死んでしまいました。冥土に着くと篁はお地蔵様に出会いました。すると、お地蔵様は篁にこう言いました「悩み、苦しむ人々はすべて私が救おう。お前は人間界に戻り、このことを伝えよ」と告げたのです。そのお告げを聞いた篁は生き返り、伏見の木幡山(こはたやま)にある1本の桜の大木から、六道いわゆる地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道の六道それぞれを救う六体の地蔵を彫りだし、木幡の里に祀ったのです。
ところが篁はその六体の地蔵を見て、ひとつの考えを思いついたのです。それは六道すべてを救う力を1体の像に込めれば、より功徳の大きな地蔵になるのでは?という考えを思いつきました、。そこで、篁は7日間、精進潔斎した上で、地蔵作りに取り組み、六道を表す六つの腕を持った六臂地蔵を作り上げたのです。

この六臂地蔵は六道で苦しむすべての人々を救って欲しいという篁の願いがこもったお姿をしていると言われています。

長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

本日はこのへんで失礼します。

皆さんこんにちは。

今回は久々に彫刻を載せたいと思います。










今制作中のお釈迦様です。

前回に引き続き、顔や手足や衣のラインを彫り進めていきました。

まだ、顔の作りはもっと勉強しないといけないなと思いました。

この調子で進めていきたいと思います。

ここまでご覧頂きありがとうございます。

最近、ニュースを見ていてコロナウイルスの感染者の減少傾向が出てきて、ワクチンの接種も開始されるそうですが、まだ心配な日々は続いていますので、皆さん体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

本日はこのへんで失礼します。

皆さんこんにちは。

今回は変わった仏像のことを書きたいと思います。



こちらは京都の左京区にある禅林寺というお寺の「見返り阿弥陀」という仏様です。

写真をご覧頂いてお分かり頂けると思いますが、仏像は本来は真正面を向いているのですが、この阿弥陀様は首を左に向けた姿をしています。

この阿弥陀様にはこんな伝説が残されています。

この阿弥陀様は元々は奈良の東大寺の宝蔵に安置されていて、その時は真正面を向いた姿をしていました。

ある日、東大寺に永観という一人のお坊さんが東大寺を訪れてその阿弥陀様をご覧になられて、阿弥陀様を見た瞬間永観は「この阿弥陀様を宝蔵にしまっておくのはもったいない」と思い、永観はこっそりと阿弥陀様を京都に持ち帰ろうとしました。
当然、東大寺の人たちは永観を追いかけてきました。永観を捕まえて阿弥陀様を永観の背中から取ろうとしましたが、阿弥陀様は永観の背中から離れなかったのです。
これではどうすることもできないということで東大寺の人たちは諦めて、永観は無事に阿弥陀様を京都に持ち帰ることができました。

更に時は流れて、永観が50歳の時に永観は本堂て一人で念仏をとなえながら堂内を回る厳しい行をしていると、持ち帰った阿弥陀様が須弥壇を下りて来られました。そして、永観の先に立って先導するかのように一緒に歩き出しました。
永観が驚いて立ち止まって呆然としていると、阿弥陀様が振り返って「永観、遅し」と声をかけられました。

「永観、遅し」、つまりこれは「永観遅いじゃないか。何か悩み事でもあるのかい」という意味が込めらています。永観はそれを聞いて感激のあまり大粒の涙を流しました。

この見返り阿弥陀は永観を導き、叱咤激励してくれた阿弥陀様の慈悲の姿を表したものと言われています。

ここまでご覧頂きありがとうございました。

本日はこのへんで失礼します。


私たちの師匠である仏師の関侊雲先生、仏師の紺野侊慶先生、木彫刻師の吉川浩市先生のDVDと作品が販売されている木彫り広場のホームページがリニューアルされました。
 



新しくなったサイトではデザインが一新されて見やすくなっただけでなく、スマホにも対応したサイトとなっていて、PCのない方でもスマホから簡単に見ることが出来るようになりました。
ぜひ一度ご覧ください
https://kiborih.com/

皆さんこんにちは。

先日、私の住んでいる富山では3日程続けて大雪になり毎日雪かきをしたりして、北陸の方々はこんなことを毎年やってたんだなと頭が上がらないなと思いました。

今回は切り絵を載せたいと思います。

・広隆寺 弥勒菩薩

・阿弥陀如来

・阿弥陀如来

・奈良国立博物館 伽藍神

・秋篠寺 伎芸天

ここまでご覧頂きありがとうございます。

1月に入り本格的な冬になってきましたので皆さん体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。まだ新型コロナウイルスの脅威も心配な時期ですのでくれぐれもお気をつけ下さい。

本日はこのへんで失礼します。

皆さん新年明けましておめでとうございます。

新年最初の投稿は切り絵です。


こちらは虚空蔵菩薩様の梵字の切り絵です。

今年の干支は丑年ですので、虚空蔵菩薩様は丑年の守り本尊でもありますので、今年は虚空蔵菩薩様の年でもあります。

生まれ年が丑年の方は虚空蔵菩薩様にお参りしてみるのもいいかもしれません。
生まれ年が丑年でない方も今年一年の安泰を虚空蔵菩薩様にお願いするのもいいかもしれません。

昨年はコロナウイルスの影響でいつもと違う世の中でしたが、変わらずに仏像彫刻の修行を続けられることができました。

本年は昨年よりも更に成長できるよう精進して参りますので、本年も宜しくお願い致します。

本年はコロナウイルスに脅かされることのない今までの日常が戻ることを祈念しております。

本年も宜しくお願い致します。

皆さんこんばんは。

私の住んでいる富山は雪が降っていて、毎日寒い日々が続いていますが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか。

今回は彫刻を載せたいと思います。

観音様が完成しましたので、今は五寸の坐像のお釈迦様を制作させて頂いています。



使用する木材は木曽檜です。




大まかな部分は鋸と鑿を使って落としていきます。












この調子でどんどん進めていきたいと思います。

ここまでご覧頂きありがとうございます。

コロナウイルスの感染者が連日のように増えてきていますので、皆さん体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

本日はこのへんで失礼します。
皆さんこんにちは。

今回は彫刻を載せたいと思います。

制作中の観音様が完成致しました。









時間が掛かり過ぎましたが無事に一つの完成させることができました。

先生方と先輩方の御指導のお陰で完成させることができました。

先生方と先輩方には感謝申し上げます。

ありがとうございました。

今回は初めての作品ということもあり、反省すべきところが多くありますが、そのことをよく踏まえてこれからも精進していきたいと思います。

次回の作品は五寸の坐像のお釈迦様を制作させて頂きます。
皆さんこんにちは。


今回は久々に作品の報告をしたいと思います。

今、観音様の光背の制作をさせて頂いてます。








こちらの光背は線光背という後光がさした形の光背になります。

後は線光を20本程さして光脚と呼ばれる柱にくっつければ、光背は完成になります。

もう一息ですので、引き続き進めていきたいと思います。

ここまでご覧頂きありがとうございます。

最近、コロナウイルスの感染者が日に日に増えてきていますので、皆さん体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

本日はこのへんで失礼します。