昨日の王位戦予選の対局は、横歩取り戦。事前研究と実際に起こった面に問題はなく、
不満のない序盤で、正しく指せれば良くなるはずと思っていたんですが、▲5六飛に対する最善手順がわからなかった。つまらない自陣角を打つはめになったのは予定外でした。その後も突っ張る手段はあったのですが、パンチが入って終わってはいけないと思ったのがまずくジリ貧に。
終盤、チャンスが訪れていたと思いますが、おそらく△7六成桂としたのが敗着で、
△4九銀▲3七玉△3八銀成▲同玉△6八竜のコースなら勝機はあったかもしれません。
△6八竜~△2六銀のコースを中心に考えていた中で、▲8六飛の横利きを消して
おかなければ勝てないと思ったのですが、緩手でした。
ただ、元の作りが悪いと追い上げても少し足りないようになっているのが将棋です。
こちらが目一杯頑張れれば必ずいい棋譜が出来上がる、
そう思っていたのできちんとした手が指せなかった自分にガッカリです。
どんな世界でも必要なのは状況の把握能力だと思うのですが、
それがどうも足りないんでしょう。
気を取り直して順位戦頑張ります。