更新が滞りました。対局をまとめて振り返りたいと思います。
11月16日の王位戦は矢倉戦から構想ミスがあって苦戦気味でしたが、攻めがつながって勝ち切りました。終盤にはっきりしたミスが1つあったので反省したいものです。
これで予選準決勝進出、次戦も研究できることはすべてする気概で臨みます。
22日の銀河戦は力戦型から序盤でリードを得ましたが、中盤で大きく崩れてしまい、
惨敗に終わりました。大差負けだけは絶対に避けなければならず、
お話しになりませんでした。
24日の順位戦、横歩取りから強攻を受けてカウンターを狙う展開。
はっきりしたミスはなく、いい将棋を築いたはずなのですが、
最短の勝ちを逃して長引いているうちに、竜の利きをまともにうっかりする大ポカをやらかし
大逆転負け。実際は大ポカしても次の手を前後裁断して切り替えればまだ優勢という局面だったんですが、頭が真っ白になってしまい、次の手もとんでもない悪手でした。
ポカの言い訳をすると、利きをうっかりした竜が消えている変化を読んでいて
錯覚をしたというのがありますが、鍛えが足りないですね。
勝ちをはっきり意識してからの逆転負けは滅多になく、しばらく精神的
に立ち直れないとは思いますが、それも自分自身と前向きにとらえ、
いい状態でまた対局室に帰りたいと思います。