Filmarks個人点数★3.9

最大瞬間風速 ★★★★⭐︎
冒頭 ★★★★⭐︎
ラストシーン ★★⭐︎⭐︎⭐︎
絵 ★★⭐︎⭐︎⭐︎
展開の斜め上度 ★★★★⭐︎
カリスマ性 ★★★★⭐︎
脚本の納得度(好み)  ★★⭐︎⭐︎⭐︎

市子がどうもファムファタール化してることが腑に落ちず、ずっとノイズとして残ってラストまで引きずってしまった。
杉咲花の最高の演技で大拍手なのだが、魔性要素がどうしても個人的に嗅ぎ取れなかったことが要因と思う。
でも彼女以外では市子は説得力がないし、うーん、難しいジレンマ。

にじは当時の名曲で、お母さんがきっとテレビで聞いてずっと口ずさんでいたことはとても想像しやすく、感情移入した。
事件が起きた日、帰宅後のお母さんと市子のやりとりがとてもリアルで絶望さが伝わってきてすごく刺さった。

私は戸籍問題は本作品でピックアップされないと問題意識も持てなかった。突きつけられると確かにそうだと唸るしかない。
とても意義高い作品だった。