こんにちは。
渡辺俊幸事務所web担当です。


作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、
そして指揮者と多彩な顔を持つ渡辺俊幸ですが
皆様もよくご存じのように、
洗足学園音楽大学音楽学部音楽・音響デザインコースの
教授であり、統括責任者でもあります。


今日はそんな「教育者・渡辺俊幸」の一端を
ご紹介させて頂きたいと思います。




新年度を迎えまして、例年のように
4月から洗足学園音楽大学での授業とレッスンが始まりました。


渡辺は真剣に音楽を志す若者を心から応援しており、
授業やレッスンを通じて渡辺自身が苦心して
学んできたことの全てを惜しみなく教えている・・・
とスタッフは聞き及んでいます。


渡辺が担当する授業の中で
最も内容が高度な「アドバンストハーモニー」という授業があります。


内容としてはデイビッド・フォスターやクインシー・ジョーンズといった
著名な音楽プロデューサーらのサウンドや、
特徴的なハーモニー進行を分析するとともに
最高度のハーモニーテクニック、
リハーモナイゼーション・テクニックなどを学び、
自らの作曲や編曲に応用出来るようにする、というものです。


3年生、4年生を対象にした授業のために
非常に実践的な内容となっていますが、
この授業には渡辺自身がアメリカで苦心して学び倒した知識と技術、
そして自身の作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとしての
経験からつかんだエッセンスが満載されています。

「面白い授業」というよりも「非常に高度で専門的な授業」です。


その4月の授業の初回には、学生さん一人一人から
「どういう音楽がやりたいのか、未来は何を目指しているのか」
と聞いているそうです。

そこでは学生さんは
「映画音楽家になりたい」とか
「ゲームの作曲家になりたい」とか
「この授業に早く参加したかった」などと、
キラキラした目で語ってくれたりするらしいので、渡辺はとても喜び
「1年間全身全霊を込めて教えよう!」と、
毎年のように意気込むのですが・・・


授業中に睡眠学習を試みる学生さんがちらほらといるそうです・・・。
平たく申し上げると「居眠り」です。


この授業はお昼休み後の13時から始まる授業なので
ちょうど、お昼を食べて眠くなる時間なんですよね。


学生さんが、ほかの勉強やバイトなどで
眠くなってしまう瞬間があるのは、仕方がないというか
「そういうこともあるよねうんうん」と思えるのですが、
真面目な渡辺はそうは考えないようで、毎回授業が終わるたびに



「自分の授業に問題があったのではないか・・・」



_l ̄l○ (←授業終了直後)

_l\○_ (←10分後)

___○_ (←30分後)

・・・となってしまうのです。


渡辺は非常に真面目な性格なので、
自信が作曲技法を学ぶために留学していた
バークリー音楽大学などでは
授業で「寝る」ということをしたことがない・・・
というか、そんなことを考えた事もないようです。


そこで、上記のように「眠りの国に誘われている」学生さんを見ると
「悲しいな、勿体ないな」と思うようなのです。


「あれ?寝ちゃうの?ここ聞かないと、勿体ないんだけど!」
という思いでいっぱいになるようなのです。


ここで、届かない声とは思いますが
学生さんに向けてこっそりとスタッフからご連絡です。

1)
渡辺の授業は確かに難しいと思いますが
学生さんが眠ってしまうと
繊細な渡辺が思い悩んでしまうので、もし眠い場合でも
何とか起きている風を装っていただけると助かります。

2)
渡辺は授業で質問をするそうですが、
「下を向いている」「質問をしてほしくなさそうな学生」は
当てないそうです。(←小心者)
分からない場合は、下を見ててくだされば
当てられることはないので、安全です。

3)
渡辺の授業は、おそらく音楽家が
「これは、あまり人に教えたくない」と
思っている要素が多く詰まっているそうなので、
アレンジやオーケストレーションを
全て自分で書きたいと思っている方は、
頑張って起きて聞いておかれると、後々お得かもしれません。


ちなみにweb担当は法学部法律学科を卒業しましたが、
大学では裁判官や検察官、官僚や政治家秘書などの経験者や
現役の弁護士など多くの実務家の方々の教えを受けました。

当時はあまり意識することはありませんでしたが、
後になって考えてみるとこれはとてつもなく贅沢な環境です。
今これらの方々に「教えて下さい」と個人的に頼みに行っても
100%門前払いされるでしょう。

「学生」と「先生」という立場でいられるからこそ
教えを請えるわけですね。

それに学生であれば多少の無知は笑って済ませられますが、
学生でなくなればある意味対等な「人と人」なので、
無知は本当の意味で笑われるだけ(つまり失笑)です。


洗足学園音楽大学は多くの授業が少人数で行われるので
教員と学生さんの距離が非常に近いです。
「あの」渡辺俊幸にべったりと張りついて学べるというのは
最高の環境だと思いますよ。せっかく高い学費を払うのですから
しっかり学んで吸収出来るものを全て吸収した方がいいと思います。
そうして学んだものは後々学費以上のものをもたらしてくれるはずです。


余談ですが、渡辺はあまりにも音楽が大好きで熱く語るので
スタッフは音楽関連の深い話をしないようにしています。

長くなるんですよね、話(笑)


最後になりますが、
今回の記事は渡辺に「書いて」と言われたものではありません。

その証拠に、ちょっと学生さんに嬉しい話を!
渡辺が「試験にここ出しますよ」と言ったものは
必ず出るという噂です♪




渡辺俊幸のエッセンスを全て吸収したい方はこちら
→ http://www.senzoku.ac.jp/music/school/course/design/