連続テレビ小説『おひさま』をご覧いただいている皆様、5話目はいかがでしたか?
脚本家の岡田さんの台詞に泣かされてしまいますよね。

陽子が朝日を拝みながらの母との今生の別れのシーンは、笠浦さんの演出も素晴しく、感動的でした。

このところは、今月末にある2回目の録音に向けて『おひさま』の音楽を作曲しています。

洗足学園音大では、東日本大震災以降の今の日本の状況に向き合うためこの2週間は、「希望と絆、今、私たちに出来る事」というタイトルで特別プログラムが組まれており、昨日は、学生のために講演をしてきました。

原発の問題を抱えながら、昨晩も、また大きな地震があり、少し落ちついてきたかと思ったところでまた被災された方々のことを思うと心が痛み、この国は、大丈夫だろうか?とどこかで不安に思いながらも、少しでも油断すると間に合わなくなる山積みの仕事に向かい続けなければならないという現実との格闘の毎日です。

人間の力がまったくおよばない大自然に対し、どうかこれ以上の被害を起こさないで欲しいと祈るしか出来ない無力さを感じながらも、この過酷な状況に気持ちが負けないように歩んで行かなければと思います。