「にっぽん家族の肖像」をご覧になったみなさま、いかがだったでしょうか?本日の放送で紹介された井口早和子さんのご主人が撮影した早和子さんと広志君の二人が写っている写真からも大きなインスピレーションを受けてこの番組のテーマ音楽が出来たことを書きました。

今回の放送では、その写真はほとんど紹介されませんでしたが、早和子さんのご主人は、写真を撮るのが好きな方で、母子が二人で写っている写真がたくさん残されており、そこでの広志君の笑顔から本当に大きな愛と優しさに包まれている喜びが伝わってきて大きく感動させられました。

音楽打ち合わせの時は、写真とエピソードしか情報がなかったので、番組として観るのは、今日が初めてでしたが、人が人を愛する素晴らしさと喜びに満ちた、期待通りの内容を持った作品でした。

先日の江原啓之さんとのコンサートでも、江原さんが母親が歌う子守唄の重要性について、それがいかに親子の絆を深め子供の情緒を安定させ、将来にわたって子供の心に影響を与え続けるかということについて語っていましたが、この番組でも再認識させられました。

21歳になった広志君が、今でもお母さんに子守唄を歌ってもらえた事を涙を流しながら喜びを持って語る姿を見ると、親の優しい心に包まれて育つと言う事が人間にとってどれほど大切なのかを、深く深く感じさせられます。

今の日本は、様々な心の問題を抱えていますが、解決策として最も大切なのは、親が圧倒的な愛を持って子供を優しく包み込みながら育てることだと感じます。

今の日本、経済的な豊かさは、大切ですが、それを優先するあまり、肝心な家族の心の絆とやさしさ溢れる心の交流が失われているとすれば、それは、とても悲しい事であり、とても不幸な事だと感じます。

話は変わりますが、本日、宇井監督から「親鸞さま」についてのメールが来て、4日間に渡る音楽に合わせての映像編集が無事終了したとの事です。本日、アフレコで参加された竹下景子さんにも、音楽が大好評であったとの嬉しいコメント付きでした!

何度もこのブログでは書いていますが、宇井監督は録音した音楽に完璧に映像がシンクロするように映像を細かくタイミングを合わせながら編集していくので、本当に大変な作業だったと思います。音楽を大切にしていただき、心から感謝しています。