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前回久し振りにブログを書いて、
続きは間を置かず書こうと思っていました（本当です！
）
その間に超大型の台風が襲来？！ってことになり、
１５号でゴルフ場の柵が倒れたり停電続いたりした市原市に住んでるから
緊張して、気合を入れて入念に準備することになったり、
その台風も我が家の周辺では酷い被害も無く通り過ぎて
さてようやく書くか〜なんて思ってた時にご近所の人に救急車を呼んであげなきゃ！！！って非常事態になったり、
（これはまた改めて書くかも）
ああ、何だかまた書こう熱が冷めて来ちゃう、、、ってところを無理無理パソコンを起動しました
台風やら救急車やら、命の危険の前にはどうしても素晴らしい音楽の話は霞んでしまうので、
今日は落ち着いたところで霞んだ記憶を掘り起こして書こうと思います
さて、千葉ってところはあまりクラシックのメジャーな方の演奏会が無いんだ、、、ってことが３年半住んでしみじみわかって来た私ですが、
思い立って浦安（いやー、おおっぴらに東京じゃ無いのに東京って名乗ってる場所なのでギリギリ千葉県内って感じですが
）
にハープの演奏会に行って来ました！
初めて行った浦安音楽ホールは駅からも近いし思ったより距離を感じないで行かれた。
また来ても良いかなと思えるホールだったのが嬉しい♪
直前に買ったので二階席の一番前左隅だったけど、
ホールに入り舞台を見おろすとそんなに距離を感じない。
私は高所恐怖症ゆえ（かなり重症、、）一番前でもろに階下が見えるとムズムズしちゃうんだけど、
一階との間に中二階？「バルコニー席」みたいなところがあり、
良い感じに視界を遮ってくれてて高さを感じず落ち着いて座って居られました。
この日の演奏曲目はスペインの音楽！
スペインもの、大好きなんです
聴くのも弾くのも好きなので、ほとんどピアノでは聴いたことがあり、弾いたことがある曲もあり、
それでもお初に聴かせていただく曲もあり、
もうワクワクが止まらなかったです
メストレのCDは２枚ほど持っていて、
どんな演奏効果なのかなどはそれなりにはわかっていましたが、
ハープの演奏会自体が初めてなので
生のハープがどのくらいの音量で鳴る楽器なのか、、
それが一番興味を持っているところでした。
予想だと決して大きく無い音で、耳をすませて音を捕まえるように聴く、そんなイメージ。
ところがいざ演奏会が始まってみるとその「音量」に驚かされました
音量、、いや強弱の差、かな。
小さい音は無音の状態よりも静けさを感じるような、
大きい音は心地よく質の良い音でなおかつ力強い。
とても原始的な楽器だと思うけど
その表現の幅はとてつもなく広い！そんなことを感じました
グラナドスの「詩的なワルツ集」はよく知っている曲なのだけど、
ピアノで聴いててあまり魅力的だと思わなかった部分が
超納得！
そういう曲だったのね〜〜！
そう感じたのが自分でも不思議
有名な「アルハンブラの思い出」（前回の記事に動画を貼っています）
この曲はもしかしたらハープのために書かれたのでは？と思ってしまうような
そんな繊細な表現。
メロデイーの浮き立ち方、内声のきめ細やかな微妙な変化、
そのアルハンブラ宮殿という場所の情景だけでなく、
そこでどんな甘く切ない思い出があったのか、
そんな奥の奥のようなところまで呼び起こされる演奏でした。
ところでメストレさん、
写真もさることながら実物も、いや、実物はもっともっと素敵でした
写真がクールに見えるものが多いからそんなイメージを勝手に持っていたら、
非常にステージマナーがスマートで少しお茶目な印象！
アンコールの時、集中してさあ最初の一音！って直前に会場から「ピロロロン〜」とデジタル音が
誰もが「何だよ
」と思ったし何より思って良いのがメストレ自身、ってところ、
ハープでそのデジタル音を再現して一気に会場内を和やかに変えていました。
うっかり鳴らしちゃった人も救われたでしょう。
惚れちゃう〜
もう夢の中にいるみたいな、あまりに美しい音にまみれたうっとりした時間で、
あっという間の二時間。
帰り際ロビーで本日の曲目が多数収録されてます！！って CD、
そして購入者にはメストレさんのサインが、って呼び込みの声に、
ちょっとだけ心が動きましたが、
感動した直後にその CD聴くなんて野暮なことしたく無いのと、
サインは嬉しいけどあのイケメンを至近距離で見るのは心臓が持たないかも、、、？
長生きしたいので足早に会場を後にしました