いつも応援ありがとうございます。
制作スタッフKです。
お久しぶりの更新になってしまいました。
2017年が間もなく終わろうとしています。
みなさんはどんな一年を過ごされましたか?
ワタナベ演劇、今年は3作品お届けして参りました。
はじめに、2月のDステ20th『柔道少年』。
柿喰う客の中屋敷法仁さんを上演台本と演出に迎え、韓国小劇場の人気作を日本初上演。
本格的な柔道練習を経て臨んだキャストたち。
ザ・スズナリという密空間が熱気と笑いで溢れた日々でした。
スポ根らしく、朝練公演と銘打ち午前10:30公演+昼・夜の一日三公演も。
高校生の部活や恋、青春を描いた本作ですが、もう高校生ではないキャストたちは、満身創痍だったとかそうじゃないとか…。
音楽の岡田太郎さんにつくっていただいた劇中歌「純情少年」個人的にもお気に入りでした。いい曲。
バレンタインの時期だったので、誰にチョコレートをあげたいか人気投票も行いました。
今思えば公演中は、文化祭のような、青春の日々でした。
続いて7,8月、
ピースピット2017年本公演『グランギニョル』。
末満健一によるTRUMPシリーズ待望の最新作として、上演前からたくさんのご期待の声をいただいていた本作。
スタッフ・キャスト総力をあげて、“生きる”に向き合うドラマティックな残酷劇をお届けしました。
連日当日券にたくさんの方が並んでくださり、お客様の情熱にも、身が引き締まる思いの毎日でした。
私たちスタッフにとっても、熱いアツイ夏でした。
そして最後に10,11月の『関数ドミノ』。
前川知大さんの人気作品を寺十吾さんが演出。この化学反応がスゴかった!
今回のために改訂された脚本は、本当にこのカンパニーだけのものというような完成度で、そんな脚本に押し上げられ、スタッフ・キャストの総合力で作品をつくりあげたような、そんな思いです。
寺十さんの演出は、脚本上の登場人物と役者たちが一体となっていくような演出で、稽古中は登場人物ひとりひとりにどんどん血が通っていくのが感じられました。
東京の他、北九州・大分・久留米・北海道大空、北見・兵庫と全7会場を巡り、初めての劇場や初めてのお客様との出会いにも恵まれました。
各地のあたたかい皆様の声援や笑顔に、作品を届けられる喜びと、ますます頑張ろうというやる気漲るツアーでした。
そして先日。年の瀬に嬉しい発表がありましたが、真壁薫役の瀬戸康史が、平成29年度(第72回)文化庁芸術祭 演劇部門 新人賞を受賞いたしました。
スタッフ・キャストに関わらず、お心をむけてくださった沢山の皆様のおかげで、このような形に残ったのだと心より感謝しております。
本当にありがとうございました。
2017年はスタッフK、個人的にもと~っても濃い1年でした。
そして、やっぱり劇場が大好きだなと、そう思いました。
本年もたくさんのご来場、応援、時にはご意見。まことにありがとうございました。
2018年は、『ブロードウェイと銃弾』、
Rock Musical『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』
の、ミュージカル2本でスタートを切ります!!
ぜひぜひ、ご来場ください。
★『5DAYS』は出演者先行予約を受付中です。この機会お見逃しなく。
詳細は こちら
※受付は1月9日まで。
※1月2日~5日はシステムメンテナンスのためお申込みいただけなくなります。
来年も素敵な時間をご一緒できれば幸いです。
劇場でお会いしましょう。
東京は今日は一段と冷えるみたい…
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。