2016年9月20日

 

この日初めてSkyland Venturesの木下慶彦氏に出会った。

時は中央大学のビジネスプロジェクト講座Ⅱという授業の最初の回だった。

 

この講義は大学で一番お世話になった高橋亮平特任准教授が受け持つ授業で、学生のうちに起業を目指すための授業だった。

世間の大学や起業家サークルは起業家に憧れるための授業やビジネスモデルを勉強するためのサークルが多いと思っているが、この授業は初回の授業に木下さんがいらっしゃる程真剣度が高い授業だった。この時から起業を意識するようになったのは間違いない。

 

今木下さん率いるSkyland Venturesが運営するシェアオフィスHiveShibuyaに入居して起業していることは偶然ではないのかもしれない。

 

今僕の人生を大きく変え、今起業家として人生を歩ませていただけるきっかけになった2人が上記の2人だ。

 

1人目

Skyland Venturesというベンチャーキャピタルのパートナーである木下慶彦氏

 

最初の授業で開講一番「今すぐ起業しよう」

今も変わらない圧倒的ラフなスタイルとブレないこのセリフ

 

最初僕は木下さんがあんまり好きではなかった。

「起業」ってこんなラフではなく、きちんと知識を揃えて、スキルを磨いて、その上で投資家に助けてもらいつつ事業を作るものだと思っていたので、ある種ノリで始めてるもイケるんじゃないかと思わせる木下さんの「起業しよう」には怪しさ胡散臭さが拭えないでいた。

 

それから10ヵ月後SEEDsというスピードミーティングをきっかけにHiveShbuyaに入居させてもらえることになって、木下さんとコミュニケーションをとることが多くなるにつれて当初の印象は変化した。

 

「今すぐ起業しよう」という言葉の裏には

 

「(いきなり起業しても分からないことだらけ、だけどJust Do Itでやりながら学べば良いじゃないか、分からないことや困ったことはオレがサポートする。だから)今すぐ起業しよう」

ということではないか。と感じてきた。勝手な解釈なので正解かは分からない。

けど、木下さんから投資を受けている起業家の先輩の話を聞くと、困った時は必ず助けてくれる人だということも聞くから僕の感覚は間違ってないと思う。

 

「今すぐ起業しよう」

 

このセリフが今はすごく好きだ。

ゼロ距離かつ直接的で飾りがなくシンプルで破壊的

このセリフの素晴らしさに気づくまでに時間がかかった自分に対して勿体無いなというのが率直な今の想い。

 

2人目

高橋亮平特任准教授

 

現在は退任されて市川市長選挙に出馬を表明されてる。

彼とは1年しか先生と生徒の関係ではないが、人生で大切なことを教えていただいた。

 

「とにかく挑戦すること」

 

失敗しても良いんだ。学生のうちはいくら失敗しても学校っていう戻れる場所があるから、リスクなんてあるようでない。

学生起業は起業というリスクを最大限ヘッジできる機会なんだと知れた。

それだけではない。一見経験してない視点から「起業」というのを見るとリスクだらけなんだけれども、それは意外と見当違いであることもなんとなく分かってきた。

ある程度の知恵を持てれば、「起業」は学生でなくてもきちんとリスクヘッジ出来るし、ある意味では自分の創りたい世界に挑戦できる最高の機会ではないかと考えている。

今の僕の見解は間違ってる可能性もある。なぜなら起業したのはたった1ヶ月半前。

世の中のスタートアップで指折りのペーペーだからだ。

ただ、一歩前に挑戦したことでこれまでなかった視点の仮説を手に入れることができた。彼への感謝はそこにある。人生における新たな視点を手に入れることは人生を数倍豊かにすると思っている。

それを証拠にこの2年間(浪人生時代も人生の視点が増えているので)圧倒的に人生が楽しくなった。苦しいことも嬉しいことも数倍に増えた。人生が豊かになった。

 

僕は高橋先生が選挙活動の一環で行う駅頭挨拶のお手伝いをさせてもらっている。

それは彼が市川市長になることによって市民の方々が僕のように人生を数倍豊かにするチャンスを彼が作れると信じているからだ。

だから僕は彼を応援する。

 

 

木下さんと高橋先生

 

彼らに出会っていなければ、僕は未だにラクロス部の平凡な選手で終わっていたかもしれない。

ラクロス部のメンバーは最高の仲間であるし、今もその定義については変わることはないけれど、自分の人生にフォーカスした時に部活にいる自分は平凡なままで、変化や挑戦をしていなかった。

 

彼らに出会ったからこそ今の自分がいる。

本当にありがとうございます。