ポエトリ・ノート -2ページ目

ポエトリ・ノート

ちょっとの詩とヴァンフォーレ甲府

過ぎ去った季節に

涙するよりも

これからはじまる 新しい時を

笑顔で迎えたい


遠い季節の傷を

恥じることなく

胸を張って

力強く生きたい

夢を捨てずに…



見過ごしてた愛を

悔やんでいるよりも

歩んでいく中で 出会う人達を

優しく包みたい


きついよそゆきよりも

普段着のまま

素顔のまま

微笑みながら生きたい

夢を捨てずに…



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中学卒業の少し前の作品。


小学校の卒業アルバムで

誰かが書いていた

「夢を捨てずに…」

の言葉から創作。

うつむいて そっとひとり

涙ぐむこともあるけど

歩いてく きっと明日も

わたしのままで


辛い昨日 思い出すたび

悔やんでばかりいるけれど

悲しいときは あなたの優しさを

思い出して わたしこれから生きてく


自分の気持ちに

わたし 今まで

嘘をついてた

けれど今日から

わたし 自分のため

素直になりたい



『大事なのは 素直な心

見失わずにいることさ』

思い出の中 そこであなたの

言った言葉が 今のわたしを支える


自分の想いを

もっと大切にして

ゆきたいの

だからあなたは

優しく 笑って

見守っていてね




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僕の母校の学園祭では、

各クラスでバンドを組み、

オリジナル曲で競う企画があります。

僕は3年間、この企画にアコースティックギター担当で出ていました。


この詩はそのときに使った…と言いたいところなのですが、

実は没ネタw

3年生のときの曲に、僕のイメージでのっけたものです。


そのときは女の子がボーカルをやることが決まっていたので、

女の子の立場で書いた、僕の中では数少ない作品。


実際に使った詩は僕が書いたものではありませんでした。


まぁ、この学園祭関係の話も、

またそのシーズンにでも。



余計な話ですが、

僕の高校の大先輩には、

某有名バンドのボーカルの方がいて、

その方も在学中に、

この企画へ出ていたとか、いないとか…


今日 キャンパスからの坂道を

降りてくる君と 擦れ違った

ここで 引き止めなくちゃ悔やむよと

誰かが僕に ささやいた


振り返った君の 笑顔の裏の驚き

きっと あの日の僕を思い出してる


もう一度 君にこの想いを告げるけど

もう二度と 君のあの悲しみ見たくない

この僕の 想いは変わらないけれど

いつまでも友達で いてほしい



僕は キャンパスでの新しい

生活を捨てて 出てゆくけど

いつか 大きな夢を掴んだら

必ずここへ 帰るから


振り返って僕の 故郷この街を

君を みんなを 僕はずっと忘れない


もう一度 ここであの時と同じ様に

みんなで 笑いあえる日がきっと来る

その日まで 違う道を行くけれど

いつまでも君のまま いてほしい



もう一度 ここであの時と同じ様に

みんなで 笑いあえる日がきっと来る

この僕の 想いは変わらないけれど

いつまでも友達で いてほしい


いつまでも君のまま…

Dear Friend




 

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久しぶりの更新です。


昔書いたやつは忘却の彼方にゆき、

新作を作り出す感性は失われ、

半分書くことをあきらめていました。

しかし、「もう書かないのですか?」という

うれしいお言葉を頂きまして、

実家の物置をひっくり返し、

昔のノートを探し出してまいりました♪


これでしばらくはネタに困らないw



さて、復活の一発目ですが、

卒業シーズンということで、

高校卒業後すぐに作ったものを引っ張り出してきました。


「いつか 大きな夢を掴んだら

必ずここへ 帰るから」

まぁ、結果的に僕は郷に帰ってきたわけで。

しかしあの頃の夢とは違う場所に立っているのは、

あの時あの夢を告げた「君」に対して、

そしてあの頃の自分に対して恥ずかしかったりもします。

それでも今それなりの幸せにいるから、

まぁいいかと、やっと思えるようにもなってきました。


この春も、いろんな想いを抱いて、

いろんな卒業があったことでしょうが、

いつまでも自分自身のままで、

それぞれの道を歩いてほしいなぁと、

思ったりもして。


何年か経って、そのときの仲間と、

また笑いあえるような、

そんな未来が皆さんを待っていますように。

やわらかな陽射の中を

今君は去ってゆく

終りなんだね 僕たち

今日が来てしまったんだね


振り向いて光の中で

君やさしく微笑む

さよならなんだねこれで

もう会えないかもしれない


さよなら さよなら さよなら

明るい春の陽を浴びて

さよなら さよなら さよなら

遠ざかっていく君

思い出数えながら



あたたかな心を抱いて

今君は去ってゆく

別れなんだね これで

二人の全てが終わる


やさしい陽炎の中を

君ゆっくり歩いてく

さよならなんだねこれで

もう明日はないんだ


さよなら さよなら さよなら

明るい春の陽を浴びて

さよなら さよなら さよなら

遠ざかってゆく君

思い出辿りながら


さよなら さよなら さよなら


さよなら さよなら さよなら



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これも、中学の時につくりました。


卒業シーズンにつくったものですが、

何年生の春だったか、記憶があいまいです。

中2から中3に上がる時、

学校が分かれたのですが、

その時につくったような…

自分の卒業直前につくったような…





季節は梅雨明け間近

僕はひとり

薄暗くなった堤防に

腰を下ろす


君に泣いて去られた

あの日

外は季節の雨

僕は何も言えず

ただ

君を見つめるだけ


宵待草の哀しみは

僕の哀しみ

帰ってくるかわからない

月への哀しみ


僕はいつまでもきっと

宵待草



梅雨の晴れ間の夜更け

今日も一人

闇に包まれた夜道に

立ち尽くす


君が泣いて去っていった日

外は季節の雨

僕は君を引き止めるほどに

強くはなかった


宵待草の黄色は

僕の心に

戻ってくるかわからない

あの人への思い


僕はいつでもたぶん

宵待草


僕はいつまでも そう

宵待草

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こんなところに迷い込んでしまったあなた、

いらっしゃい!!

ワタと申します。


このブログでは、僕が作った詩を載せていこうと思っています。


中学1年から大学2年までの間に

約200編ほどつくってあったのですが、

書きとめていたノートを度重なる引っ越しで

どこかへやってしまいました。


その中でも、断片的に憶えているもの、

それから、もちろん新作もつくっていこうと思います。


まぁ、基本自己満足の世界なのでw

それでも、気に入ってくれる方がいたら、嬉しいなぁ。



で、しょっぱな、1編目ですが、

これは中学3年の時につくりました。

もう20ン年前です…

これを親友に見せたところ、なぜか気に入ったらしく、

勝手にあるラジオ番組に投稿し、

しかも読まれてしまうという、

作者が考えてもいなかった展開をしてくれた作品です。

しかし、1番目を飾るには暗い!

そのラジオでもパーソナリティの評価は「暗い!!」だったそうで…


えぇ、作者はこういう暗いのが好きなんです。



追記:2010/3/26、後半追加。