季節は梅雨明け間近
僕はひとり
薄暗くなった堤防に
腰を下ろす
君に泣いて去られた
あの日
外は季節の雨
僕は何も言えず
ただ
君を見つめるだけ
宵待草の哀しみは
僕の哀しみ
帰ってくるかわからない
月への哀しみ
僕はいつまでもきっと
宵待草
梅雨の晴れ間の夜更け
今日も一人
闇に包まれた夜道に
立ち尽くす
君が泣いて去っていった日
外は季節の雨
僕は君を引き止めるほどに
強くはなかった
宵待草の黄色は
僕の心に
戻ってくるかわからない
あの人への思い
僕はいつでもたぶん
宵待草
僕はいつまでも そう
宵待草
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こんなところに迷い込んでしまったあなた、
いらっしゃい!!
ワタと申します。
このブログでは、僕が作った詩を載せていこうと思っています。
中学1年から大学2年までの間に
約200編ほどつくってあったのですが、
書きとめていたノートを度重なる引っ越しで
どこかへやってしまいました。
その中でも、断片的に憶えているもの、
それから、もちろん新作もつくっていこうと思います。
まぁ、基本自己満足の世界なのでw
それでも、気に入ってくれる方がいたら、嬉しいなぁ。
で、しょっぱな、1編目ですが、
これは中学3年の時につくりました。
もう20ン年前です…
これを親友に見せたところ、なぜか気に入ったらしく、
勝手にあるラジオ番組に投稿し、
しかも読まれてしまうという、
作者が考えてもいなかった展開をしてくれた作品です。
しかし、1番目を飾るには暗い!
そのラジオでもパーソナリティの評価は「暗い!!」だったそうで…
えぇ、作者はこういう暗いのが好きなんです。
追記:2010/3/26、後半追加。