ちょっと軽めの小説が読みたいなぁ…
と思ってブックファーストに行ったら
面出し、平積みでプッシュされてたこの本
平山瑞穂さんの「忘れないと誓ったぼくがいた」

日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作家さんですよね。
商業的なニオイがプンプンするファンタジー小説が苦手で避けて通ってるわたちですが…
これは表紙やタイトルから恋愛物かなぁ、と思って手に取ってみました

作品としては5年前に発表されたもので
3年前に文庫化されたそうです。
そんな作品が何故こんなにプッシュされてたんでしょ!?
主人公は高3受験生のタカシ。
彼のお相手となる女の子あずさの突飛な設定にちょっとビックリしながらもスルッと読めました

少々ネタバレしてしまうと…
あずさは不思議な病気…のようなもので
あるとき突然「消え」てしまい
しばらくすると戻ってくるのですが
「消え」ている間の記憶がないという…
そしてその頻度が増すにつれて
周りの人の記憶からも「消え」てしまう…
何とも切ない運命を背負っている女の子に惹かれて
彼女が「消え」ない方法を必死で探したり
自分だけは彼女を記憶の中に生かしておきたいと
ノートや写真や映像などのあらゆるツールを使って彼女のことを記録に残したりする主人公のひたむきな想いに涙が流れました

ラストはホントに切なくて
某カフェで読んでたのに涙があふれそうになりました


でも後味の悪いモノではなくて
ちょっと爽やかな印象も受けました

おまけの楽しみとしては…
文庫の解説は茂木健一郎さんが書いていらしたことも挙げておきましょ

スッと読めてちょっとホロッとする本をお探しの方は手に取ってみて下さいませ
