はじめまして。

あめこと申します(^∇^)


このブログは、私が読んだ本や漫画

見た映画なんかの感想をつらつらと書いていきます。


オール主観なんで、

気になったらご自身で見て見てちょんまげ。

先日、お金を崩すために購入した本。

崩すためとか言いつつ、

40分くらい何を買うか迷った。


帯の「よく寝て よく食べ たまに なまける」に

惹かれて購入。


NHKの特番のテキストに

インタビューとか水木作品の資料とか加えた本。


水木さんの誕生から現在までが

水木さんの語り口で綴られている。


水木さんの語り口っていうのが

自分としてはツボだった。

「ベビィ」とか「水木サン」とか

水木さん用語が沢山出てくるし、

淡々としているが、とてもリアルに感じる。


生きることは楽しいということを

改めて学んだ。

同時に生きるとは現実を直視して、

自分で生きていくことなのだと痛感して

怠けてた自分を反省した。


水木さんはユーモアが溢れる方であるが、

現実をとてもシビアな目で見つめている。


働かなきゃ食べられないし、

自分を生かすのは結局自分でしかない。

当然だが、親に養われ

恵まれた生活のなかで見失い気味だったことだ。


と、同時に幸せとは、なんなんなのか

改めて考えて、

あぁ、生きてることって幸せなのかと

広い視界でものを捉える大切さも語っている。


そうすると、がつがつ苦しんで働く必要もなくなるし、

自分の現状を誰かと比べて苦しむことも無くなる。


生きてることは辛いことじゃない。

健康に生きているだけで十分幸せだ。

実際に生死の狭間で生きた体験がある

水木さんが語るので、強い説得力がある。


何のために働くのか、

何のために頑張ってるのか

一度立ち止まって考えたとき、

自分の幸せが何なのか気づけるのかもしない。



最後に。

自分は、どこで幸せを見失っているか。

本を読んでから考えた。


その一つは人と比べたとき。

概念や先入観を元に

人と比べてしまうから、

人の物差しで自分を計って

幸せを見失っている。

しかも概念の物差しなんて

人によって違うし、

時代にも環境にも翻弄されるから

幸せもぶれてしまう。


二つ目は後悔するとき。

事物は変化し続けている。

時間は待ってはくれない。

だから失敗を起こしたり

周りを見ずに突っ走ったりする。


どこで、軌道修正をするのか、

もう一度気合いを入れなおすのか。

ある程度やったら、振り返る時が来る。


で、振り返った時に

後悔したり自虐しちゃうから

幸せを見失う。


幸せと生きることについて、

改めて深く考えた一冊だった。


そしてやはり、水木さんは面白いし、

尊敬するところが沢山あってかっこいい。