「悪党諸君」（永六輔著　青林工藝舎）に掲載されている話です。

永氏は、「長生きの会」を主宰しています。

会員は会費を年間１万円で、正月になったら松の内の間に振り込むと言う決まりです。

やることはそれだけで、会の活動はしません。

年々、何人かが亡くなって減っていきます。

そして、最後に生き残った人が、全額もらえるという会です。

小沢昭一、渥美清、黒柳徹子といった永人脈が言い出しっぺで、五百人会員がいるといいます。

それで、みんなで長生きをしようって決めるんです。

『上を向いて歩こう』のコンビだった中村八大さんも亡くなったが、普通、仲間が死ぬと寂しくなるものですが、

「こういう会をやってると、八大さんの葬式で小沢さんと目が合ったとき、笑っ
ちゃったものね。なんだか嬉しくて」

しかし、長生きして呆けたら大変なので、

「最後の十人で山分けする」

ということに、最近、ルールを変えたとのこと。

まぁ、話の真偽は分かりませんが、みんなで生き延びようって頑張っていらっしゃるのです。

ウォーキングをするとか、青汁を飲むとか、気功をするとか、長生きの方法も色々あるようですが、･･･「長生きの会」って楽しみでいいかもですね。

? Have a nice life ?