どのご家庭も経験があるのではないかと思います。



「うちの子、無事小学生になって通えるのかしら」

私も、そんな1人でした。

今まで、学習をさせてこなかった我が家は
毎日めいめいが、机に向かって勉強できるのか
不安でした。

言葉も、またクラスメイトにバカにされたりするんじゃないかと親は気を揉んでいました。

自分が、学校で学ぶ内容だけで十分だったし
平均であれば問題ないと思っていたので
何もさせてきませんでした。

ただ、何か自信を持ってほしくて
年長さんのときにスイミングスクールに通い始めました。
水が怖くない子だったので、得意な事を伸ばしてあげたいと思ったのがキッカケでした。

朝から夕方まで保育園にいる、めいめいには
週一の習い事で精一杯だろうと勉強はしなかったのです。

まずは、ことばの教室へも通わなきゃだし
勉強は授業に任せよう。

そう思っていましたが、カラーテストも高得点ではないし
ことばの教室の話もない‥。
クラスメイトからも、やはり指摘が返ってきて
めいめいは学校が嫌だと話すようになっていました。

めいめいが、ポツリと言いました。
「消えちゃいたい」

私は、かわいそうで‥悲しくて‥でもしっかりしなきゃと自分の感情に蓋をして、めいめいに言いました。

「辛かったんだね。消えないで。ママは、めいめいが消える必要はないと思うよ。めいめいが消えたらママ悲しいよ。」こんなことを言ったような気がします。

そこから、担任の先生に連絡して面談してもらい
ことばの教室のことや、指摘されて悲しんでいる事を話しました。

この頃が、夏休みのころ。

空き待ちをして
ことばの教室に通えるようになったのは、冬でした。

入学する前から、ことばの教室について学校側に話していたのに通級するまで1年かかりました。